2023 クラブW杯 3位決定戦で敗北 浦和レッズ4位
クラブワールドカップは、ヨーロッパやアジアといった世界中の各地域を制したクラブなど合わせて、7チームが出場して、サウジアラビアで開催され。
6年ぶりの3回目の出場となったレッズは、19日の準決勝でヨーロッパ代表のイングランドプレミアリーグクラブ、マンチェスターシティーに0対3で敗れました。そして、22日には3位決定戦でアフリカ代表のエジプトのアルアハリと対戦しました。
そして22日開催した、世界一のクラブチームを決めるの「FIFAクラブワールドカップ」は3位の決定戦、試合のチームはアジア代表の浦和レッズがアフリカ代表のアルアハリとマッチング、最後2対4で敗れ、浦和レッズが4位でなりました。
試合の戦況
前半はアル・アハリ・カイロが試合のペースを支配し、25分には浦和がビルドアップ中にミスを犯しました。アレクサンダー・ショルツからの伊藤敦樹へのパスでアル・アハリ・カイロのコーカがボールを奪取。ペナルティエリア中央で待っていたパーシー・タウにボールが渡り、左足で強烈なシュートを決められました。
2点差となった浦和はなかなか敵陣に侵入できず、37分にはペナルティエリア手前で前を向いたホセ・カンテが積極的にミドルシュートを試みますが、相手のブロックに阻まれます。
前半終盤になると、浦和もボールを敵陣に進める良い形を作り出しました。43分、敵陣中央左寄りで前を向いた小泉佳穂が放り込んだ浮き球のボールを酒井が頭で折り返し、伊藤よりも先にアリ・マールルが触れたものの、こぼれ球をカンテがダイレクトで合わせ、左足からのボレーシュートがゴールに吸い込まれ、浦和が1点を返しました。
ハーフタイムには浦和が動き、岩尾憲と関根貴大を下げて中島翔哉とブライアン・リンセンを投入。後半が始まると、直後に浦和がビッグチャンスを迎えましたが、リンセンのシュートは枠を捉えきれませんでした。
その後、アル・アハリ・カイロに対しても浦和はGK西川のセーブなどでゴールを守り抜きます。52分にはリンセンがPKを決めて浦和が試合を1-2に戻しましたが、後半もアル・アハリ・カイロに押し込まれる時間が続きました。
60分にはアル・アハリ・カイロが追加点を挙げ、63分にはVARでの判定で得点が認められませんでした。72分にはアル・アハリ・カイロがPKを獲得しますが、マールルのシュートはGK西川に止められ、浦和はピンチを切り抜けます。
試合終盤には浦和がチャンスを作りましたが、同点に持ち込むことはできませんでした。後半アディショナルタイムにはアリ・マールルに直接フリーキックを決められ、試合は終了しました。
最後浦和レッズは2対4でアル・アハリ・カイロに敗北、クラブW杯を4位で終わって、さらに、決勝ではマンチェスターシティーが南米代表であるブラジルのフルミネンセを4対0で圧倒し、初優勝を達成しました。
試合終了あとのコメント
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、「非常に残念な結果」としながらも、今シーズンをもってクラブを退任することになりました。監督は「立ち上がりはハイプレスをかけて悪くはなかったが、10分がたった頃からフィジカル的に苦しくなって相手に主導権を握らせてしまった。非常に残念な結果となった」と振り返りました。
さらに、「難しい試合だったが、選手たちは諦めずに戦い2得点するという、すばらしい気質を見せた試合だったと思う。彼らには敬意を表したい」とコメントしました。
一方で、浦和レッズのキャプテンである酒井宏樹選手は、「チームとしては3位で終わりたかった。どちらにも転がる可能性があった試合だっただけに、チーム全員でうまくコントロールできなかったことは残念だった」と試合を振り返りました。
そして、「この経験を来シーズンにつなげないといけない。来年はスタートからしっかりと戦えるようにしたいし、取らないといけないものがはっきりしている。みんなで一つになって戦っていきたい」と期待で述べています。