冨安健洋がシーズン途中にクラブを離れる 前田大然が開始の56秒 数的不利、久保渾身の一撃
2日イギリス紙『イブニング・スタンダード』がアーセナルに所属の日本代表DF冨安健洋がシーズン途中にクラブを離れることへの違和感を報道した。
現在欧州ではシーズンが続いているけど、1月12日に開催され2023 AFCアジアカップが臨み、そして、冨安選手は招集され、日本代表のメンバーに選ばれ、数週間はアーセナルから離脱して日本代表で戦うこととなってました。
冨安選手はアフリカネイションズカップ(AFCON)と同時期に開催される1月のアジアカップの開催時期を、欧州のシーズン終了後に変更するよう要望しました。
冨安選手は「アジアカップはUEFA欧州選手権(EURO)と同じく6月に開催されるようになってほしい。アジアカップだけでなく、AFCONも同様に、なぜ1月に試合を行うのかが理解できません。これは選手にとって良くないことだと思います。しかし、これが現実であり、タイトルを獲得するために全力を尽くします」と述べました。
そして、冨安選手がアーセナルを離れる具体的な時期はまだ明らかになっていませんが、『イブニング・スタンダード』によれば、クラブを離れる可能性があり、FAカップ3回戦のリヴァプール戦(7日)では欠場が予想されています。アジアカップの決勝が2月10日に予定されているため、日本代表が進出した場合、同11日に行われるプレミアリーグ第24節のウェストハム戦への参加も難しい状況となり、最低でもアーセナルでの5試合は不参加となる見通しです。
今シーズン、冨安選手は複数のポジションをこなしながら、公式戦20試合に出場しています。12月31日のフルアム戦で負傷から7試合ぶりに戦列復帰しましたが、再びチームを離れることはアーセナルにとっても大きな損失となるでしょう。
前田大然が開始の56秒! セルティックは4連勝を飾る
スコティッシュ・プレミアシップ第22節の2日がセント・ミレンとセルティックが対戦して、アウェイのセルティックは、前田大然と古橋亨梧が先発し、負傷明けの旗手怜央がベンチスタート。岩田智輝と小林友希はメンバー外となった。
試合は素早く展開しました。キックオフからわずか56秒後、前田がボックス右のスペースに駆け込み、スルーパスを受けて左足でネットを揺らし、セルティックが先制点を挙げました。さらに6分には、ボックス右でパスを受けたマット・オライリーがゴールを決めて加点し、リードを広げました。
その後もセルティックが主導権を握り、前半終了寸前には、クロスに反応したトヨシ・オルサーニャの足がGKジョー・ハートの顔面に当たり、オンフィールドレビューの末にレッドカードが提示され、セルティックが数的優位な状況となりました。すると60分には、ボックス左に走り込んだグレッグ・テイラーが後方からの浮き球パスを左足でゴールに流し込み、セルティックが3-0としました。
再三、好機に絡んでいた古橋は69分、左サイドからのクロスにヘッドで反応するも、ボールは枠を捉えきれませんでした。直後に古橋はお役御免となり、旗手が途中出場。その旗手は際どいミドルシュートを放つなど存在感を示しましたが、試合は3-0のまま終了し、セルティックが4連勝を達成しました。
数的不利、久保渾身の一撃はクロスバーを直撃
ラ・リーガ第19節が2日に行われ、日本代表FW久保建英の所属するレアル・ソシエダはホームでアラベスと対戦しました。
久保は右サイドの攻撃的なポジションで先発。ホームのソシエダは立ち上がりから主導権を握りましたが、アラベスの守備網に阻まれ攻めあぐねていました。そして36分、アラベスの前線へのフィードボールを迎えに出たGKアレックス・レミロが相手FWの走りに対処しようとした際に、手でボールに触れ、一発レッドカードを受け、ソシエダは前半から数的不利な状況となりました。
数的不利を受けてソシエダはGKレミロを下げてGKウナイ・マレロを投入。久保は攻守にわたり奮闘し、76分にPKを献上してしまったが、ゴールとなりアラベスに先制されました。
終盤にはソシエダがPKを獲得するもVARでノーファウルが判定され、久保の強烈なシュートもクロスバーを直撃しゴールになりませんでした。久保はアディショナルタイムにアルセン・ザハリャンと交代しました。
しかし、8分と表示されたアディショナルタイムにドラマが待っていました。ウマル・サディクのフィードボールを収めたイゴール・スベルディアがゴールを決め、レアル・ソシエダは土壇場で同点に追いつきました。これでソシエダは3試合連続のドローとなりました。アラベスは最後の最後で勝点2を失う結果となりました。
久保はアジアカップに参加するためにチームを離れ、次は8日にコパ・デル・レイでマラガと対戦し、14日にはラ・リーガ第20節でビルバオと敵地で対戦します。