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 2023/12/26 18:37

若き巨人 秋広優人の躍進


読売ジャイアンツに所属し、千葉県船橋市出身のプロ野球選手、身長2メートルの秋広優人選手は、力強いバッティングが特長の“巨人“選手。秋広選手は、かつて松井秀喜さんが誇っていた「55」という背番号を受け継ぎ、その背負う重みを理解し、身につけています。


選手紹介

秋広選手は21歳で、高校卒業から3年目。すでに球史に名を刻むスラッガーとしての地位を築き上げ、その実績から日本代表にも選ばれました。ふた桁ホームランを連発し、大ブレークを果たした秋広選手の成功には、秋広選手を支えた“師匠”として信頼する存在が大きな役割を果たしました。

秋広選手は、松井秀喜さんが築き上げた「55」の背番号を継承するだけでなく、その背番号にかかわる歴史や期待に応えるべく、日々努力を怠りません。

秋広選手から、その重みを感じる言葉が常にこぼれています。21歳という若さで既に松井秀喜さんのようなスラッガーとして注目を集める秋広選手。



今シーズン、注目の若手選手がプロ初ヒットを打ち、1軍に定着しました。5月には、始球式で東京ドームを訪れた松井秀喜さんとの初対面も果たし、「これからジャイアンツを背負っていく選手になってほしい」というエールを受けました。その後、一時的に中軸のポジションを任され、最終的には打率2割7分3厘、ホームラン10本をマークし、日本代表にも選ばれるなど、飛躍の1年を遂げました。

特に忘れがたい瞬間は、4月29日の広島戦での出来事です。2点を追う7回の第4打席で、秋広選手は「ずっと目標にしていた」プロ初ホームランを本拠地で達成しました。続く第5打席では1点を追う9回に広島の栗林良吏投手から空振り三振を喫し、しかし、師匠から励ましの言葉を受けました。



そして、ツーアウト一塁の場面。その日の出来事がさらに劇的な展開を見せ、中田選手はサヨナラホームランを放ちました。この瞬間が、秋広選手の記念すべきプロ初ホームランに花を添え、師弟コンビがお立ち台に上がる瞬間となりました。



プロデビューからの戦績

2021年、春季キャンプおよび二軍紅白戦で素晴らしい成績を収め、沖縄キャンプから一軍に昇格。オープン戦にも出場を果たしていましたが、開幕直前の3月19日に二軍に降格し、開幕時には一軍入りを逃しました。

同年3月20日の二軍開幕戦では「4番・一塁手」として先発し、その後、丸佳浩、中島宏之、若林晃弘が新型コロナウイルスに感染したことで、「感染拡大防止特例2021」により一軍登録されましたが、わずか2日後に登録が変更され、再び二軍に戻りました。

結局、一軍での出場は1試合かつ1打席のみでした。オフには年俸600万円で契約を更改し、また、松井秀喜がかつて着けていた背番号55に変更されることが発表されました。オフシーズンには中田翔の自主トレにも参加した。



2022年、一軍での試合出場はなかったものの、イースタン・リーグで最多安打(98安打)を記録。11月22日には、推定年俸630万円で契約を更改しました。


2023年、開幕は二軍からスタートしましたが、好調なプレーにより4月18日に1年半ぶりに一軍に昇格。4月22日の東京ヤクルトスワローズ戦ではプロ入り初のスタメン出場を果たし、初打席で小川泰弘からプロ入り初安打・初打点となるタイムリーヒットを記録しました。

4月29日の広島東洋カープ戦では松本竜也からプロ初本塁打を放ち、同試合でサヨナラ本塁打を放った中田翔とともにお立ち台に上がりました。

その後も絶好調を維持し、5月25日の横浜DeNAベイスターズ戦にて球団としては松井秀喜以来となる20歳以下でのクリーンアップ出場を果たしました。

さらに、7月23日には一軍初安打シーズンにして2桁本塁打となる10号を放ち、球団史上初の高卒3年目での4試合連続本塁打も達成しました。しかし、夏場以降は成績が下降し、特に左投手相手に苦しみ、シーズン終盤ではベンチスタートの試合が増加しました。

最終的に規定打席にはわずか4打席足りず439打席に留まりましたが、121試合で打率.273、10本塁打、41打点の成績を残しました。


オフには2023アジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表にも選出され、11月29日の契約更改交渉では前年より2620万円増の3250万円となり、球団としては歴代4位の上昇率となる416%の増額が発表されました。



初めての記録

初出場・初打席:2021年9月29日、対中日ドラゴンズ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、9回表に小林誠司の代打で出場し、藤嶋健人から左飛

初先発出場:2023年4月22日、対東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)、7番・左翼手で先発出場

初安打・初打点:同上、2回表に小川泰弘から中越適時二塁打

初本塁打:2023年4月29日、対広島東洋カープ戦(東京ドーム)、7回裏に松本竜也から右中間越ソロ