7戦無敗、絶好調な坂元達裕が再び2ゴールを達成、直近4試合で5得点目を挙げ
コヴェントリーに所属するMF坂元達裕は、2023年1月1日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)第26節のミドルズブラ戦で、今シーズン6点目を記録しました。
イングランド2部リーグ 第26節前半
前節終了時点での成績は8勝10分7敗ながら、直近6試合では3勝3分と無敗を維持しているコヴェントリー。今節はここまで11勝3分11敗という成績を持つミドルズブラの本拠地に挑む。コヴェントリーに所属する坂元達裕は2023年12月26日に行われた第24節のシェフィールド・ウェンズデイ戦まで2試合連続でゴールを決め、個人としても好調なパフォーマンスを維持しています。坂元が得点を挙げた試合では、コヴェントリーはここまで3戦全勝を達成しています。
試合は31分、ミドルズブラがクロスボールのこぼれ球を回収した際、右サイドでボールを持ったアイゼア・ジョーンズがクロスボールを送りました。ボックス内でフリーになっていたジョシュ・コバーンが頭で合わせ、ホームチームが先制点を挙げました。
コヴェントリーは先制を許しましたが、坂元は失点直後に躍動しました。34分、コヴェントリーは左コーナーキックを獲得し、ゴールへ直接向かったボールはGKトム・グローバーに弾かれましたが、こぼれ球に反応したのは坂元でした。ペナルティエリア内に走り込み、左足でダイレクトにシュートを決め、ゴール右下にボールを叩き込みました。
イングランド2部リーグ 第26節試合の後半
試合は1-1で後半に突入し、コヴェントリーはピンチを迎える場面もありましたが、GKブラッドリー・コリンズを中心に守備陣が2失点目を許しませんでした。そして58分、坂元が敵陣右サイドでボールを奪い、セカンドボールをカラム・オヘアが回収。ニアサイドめがけたクロスボールをエリス・シムズが右足で合わせ、ボレーシュートはGKグローバーに弾かれましたが、こぼれ球をシムズが先に触り、最後はハジ・ライトがダイレクトで押し込みました。これでコヴェントリーが逆転に成功しました。
さらに69分、コヴェントリーは敵陣右サイドでのパス回しから逆サイドまでボールを繋ぎ、駆け上がってきたジェイク・ビドウェルがペナルティエリア左から浮き球のボールを放ちました。ファーサイドからフリーで飛び込んだ坂元がこのボールを頭で沈めました。
イングランド2部リーグ 第26節 終盤
試合終盤には、ペナルティエリア右でジョエル・ラティボーディエルからのパスを受けたマット・ゴッデンが縦へ流し入れ、内側から抜け出した坂元がダイレクトで右足を振るも、ここはポストに嫌われました。坂元はハットトリックのチャンスでしたが、決め切ることはできず、試合はこのまま終了。コヴェントリーが敵地でマイケル・キャリック監督が率いるミドルズブラを破り、2試合ぶりの白星で無敗試合数を「7」まで伸ばしました。
7試合連続でスターティングメンバーに名を連ね、4試合連続でフル出場を果たした坂元達裕。2試合ぶりの2ゴールを記録し、今季の得点数は「6」に達しました。直近4試合では5得点と絶好調のパフォーマンスを見せています。
今後、イングランドの各クラブはFAカップ3回戦が控えています。コヴェントリーは1月6日にオックスフォード・ユナイテッドと、ミドルズブラは同じく6日にアストン・ヴィラと対戦予定です。
選手紹介
坂元達裕は、東京都東村山市出身のプロサッカー選手で、EFLチャンピオンシップのコヴェントリー・シティFCに所属しています。ポジションはミッドフィールダーで、かつては日本代表にも選出された経験があり。
経歴のとして、2020年にはセレッソ大阪への完全移籍があり、J1初挑戦で優秀選手賞を受賞して。その後、2022年1月にベルギー1部のKVオーステンデへの期限付き移籍が発表され、来年の5月には完全移籍が決まり、シーズンにはチーム内MVPを受賞しました。
2023年7月、坂元はイングランド2部のコヴェントリー・シティへの完全移籍が発表されました。
代表としては、2021年3月に初選出されましたが怪我で途中離脱となり、同年5月に再び代表入り。6月に行われたA代表対U-24日本代表の試合で代表デビューを果たし、同月7日のアジア2次予選・タジキスタン戦では国際Aマッチでの代表デビューを果たし、橋本拳人の得点をアシストしました。