【徳島ヴォルティス】第6節の仙台戦へ向けての抱負

徳島ヴォルティスは、第6節で強敵仙台との対戦に臨む。前節、山口とのホームゲームではホセ選手の見事なセーブで前半を無得点に抑えたものの、後半に続けざまにゴールを許してしまった。後半戦、ピッチに立った児玉選手や中野選手は攻撃の活性化に貢献。81分、自らのゴール前から素早いパスを繋いで坪井選手へとボールを供給し、最終的にオウンゴールを誘発して得点した。

敗戦は確定したものの、吉田監督は選手交代でピッチに上がってくる選手たちがチームに新たな活力をもたらしており、選手層の競争が良い方向で活発化していることを指摘。「もっとギアを上げて戦い続ける力がチーム内には存在している」と語った。

秋田戦を皮切りにした連戦も、今節で5試合目、仙台戦を迎える。山口戦を終えた後、三井大輝選手が育成型期限付き移籍にて加入し、22日金曜日の練習からチームに合流している。「自分の得意なプレーを発揮し、チームの状況を少しでも改善したい」と意欲を語る新旧のメンバーが、連戦の締めくくりに向けてしっかりと準備を進めている。

次節に挑む仙台は現在、無敗の強敵であり5位に位置する。最近の2試合で得点を挙げられていない一方で、防御面においては安定感を見せている。吉田監督も「きわめて堅い守りをみせる相手だが、小さな隙間を見つけて点を取りに行かなければ」と分析し、「どのチームであろうと勇敢に立ち向かうことが重要」との姿勢を強調した。

森選手はチームの緻密なプレーへの期待を表しており、「相手の隙をつくことができる聡明なチームだと認識している。我々から積極的にアプローチしていく必要がある」と強調。また「無失点で終えることに重点を置き、もし失点してもそこから立て直すことが大事になる」とDFとしての観点から語った。

多様な局面で起用されることの多いブラウンノア選手も、得点への飢えを隠さない。「水戸戦ではリードを守るため守備的な役割も担ったが、山口戦では積極的に得点を目指していく必要があった」と振り返り、FWとしての責任感を語った。

中野選手は最近の起用でさらなる活力をチームにもたらした。「常に全力を出し切る」という姿勢を貫き、チームの勝利に貢献したいという気持ちを表している。

「90分、一生懸命戦うために、厳しい練習を重ねてきた。ピッチに立つ全員がしっかりと責任を持ってプレーすることが大切」と柿谷選手も意気込みを示している。

アウェイ戦であっても、敵地であっても、DAZNであっても、全力で戦い抜いて勝利を手にするために、徳島ヴォルティスは準備を整えている。