オリックスが阪神の追い上げをかわして連勝
今年の日本シリーズは、関西の2つの球団が対戦するのはなんと59年ぶりのことで、その幕開けは京セラドーム大阪で行われました。第1戦では阪神が、第2戦ではオリックスが勝利し、対戦成績は1勝1敗の五分となりました。そして、10月31日の夜には、試合の舞台が阪神のホーム、甲子園球場に移り、第3戦が行われました。
チーム一丸と協力して
先制したのは阪神でした。2回、一死で一塁と三塁にランナーが出ました。坂本誠志郎はしぶとく右翼へヒットを打ちました。一、二塁間を抜けるかと思われましたが、二塁手のゴンザレスがスーパーマンのように横っ飛びしてキャッチ。次に二塁へ送球して併殺を狙いましたが、坂本は全力疾走で一塁を駆け抜けてセーフになりました。阪神がゲッツーのチャンスを逆転し、しぶとく1点を奪いました。
阪神は3回、先頭打者の近本光司が右前にヒットで出塁しました。素晴らしい得点機会ができましたが、オリックスのバッテリーが立ち向かいました。中野拓夢を左飛でアウトにし、森下翔太の打席で近本が二塁への盗塁を試みましたが、捕手の若月健矢がストライク送球で刺しました。森下は三ゴロに仕留め、この回をゼロで切り抜けました。そして、直後の4回、二死走者なしで4番の頓宮裕真が伊藤将司の外角低めの143キロ直球をバックスクリーン左にこんシリーズ初のソロホームランを打ち、オリックスは同点に追いつきました。
阪神反撃を失敗した…
さらに、続きの5回には思っていたよりも緊張することなく、ノーアウトでランナーが一塁と三塁にいる場面で、8番の廣岡大志選手の内野ゴロの間に点を取り、さらに2番の宗佑磨選手がシリーズ初ヒットの2点タイムリーツーベースヒットで4対1とリードを広げました。
投手陣においても、オリックスは先発の東晃平投手が150キロ超の速球と鋭い130キロ台のツーシームを駆使し、阪神打線を5回1失点に抑え、マウンドを降りました。
その後、オリックスはリードを守るべく6回から継投に入りましたが、7回に登板した3番手の山岡泰輔投手が3点を失い、試合は5対4と1点差に迫りました。
しかし、7回途中から8回までの4番手、宇田川優希投手、そして9回に抑えとして登板した平野佳寿投手のリリーフ陣が阪神の反撃を阻止し、5対4で競り勝ちました。これにより、対戦成績はオリックスの2勝1敗となりました。
阪神が終盤に1点差に詰め寄る
阪神は2回に坂本誠志郎選手の内野ゴロの間に先制点を挙げたほか、7回には4点を追う場面で森下翔太選手の2点タイムリーヒットなどで3点を返しましたが、勝利には手が届きませんでした、そしてオリックスが5対4で阪神を下した。
第4戦は、11月1日にも甲子園球場で午後6時から行われます。