阪神中野拓夢、大山悠輔とソフトバンク柳田悠岐推定契約更改
阪神推定年俸更改 最多安打タイトルの中野拓夢
38年ぶり日本一に輝いた阪神所属、最多安打のタイトルを獲得した選手、中野拓夢が推定で8000万円アップの年俸1億5000万円で来シーズンの契約を更改して「ここまでいい経験をしていいのかな、というくらい濃い1年だった」と語りました。
3年目の中野選手はこんシーズン164本のヒットを打って最多安打のタイトルを獲得して、守備面では、ポジションがショートからセカンドに変わりましたが、堅実さに加えて広範な守備範囲を生かしたプレーを見せ、ゴールデン・グラブ賞を初めて受賞しました。
また、チーム内で唯一のフルイニング出場を果たし、攻守にわたってリーグ優勝と日本一に貢献しました。
会見した中野選手は「WBCとリーグ優勝、日本一と『ここまでいい経験をしていいのかな』というくらい濃い1年だった。ゴールデン・グラブ賞を受賞できたのはよくやったと思う」とシーズンを振り返りました。
来シーズンに向けては「打率3割にこだわりたい。もう1回、喜びを分かち合えるように連覇を目指して頑張っていきたい」と意気込みを語っていました。
中野選手は、兵庫県西宮市の球団事務所で契約交渉し、来シーズンの契約を年俸1億5000万円で更改しました。
最高出塁率タイトルを獲得 阪神大山悠輔2億8000万円の契約更改
阪神で、最高出塁率のタイトルを獲得して、チームに7年を貢献した大山悠輔選手が年俸2億8000万円で契約を更改して、「チームとしても個人としてもすごく成長できた1年だった」と振り返りました。
大山選手は今シーズン、クライマックスシリーズや日本シリーズを含めてすべての試合で4番に座りして、レギュラーシーズンでは、99個のフォアボールを選ぶなどして出塁率4割3厘をマークし、7年目で初めてのタイトルとなる最高の出塁率を獲得してて、1年間固定されたファーストの守備でも貢献し、初めてベストナインとゴールデン・グラブ賞を受賞しました。
大山選手は、中野選手と同じ兵庫県西宮市の球団事務所で契約交渉して、元の年俸でアップして年俸2億8000万円で来シーズン変更しました。
大山選手は、次シーズンにおいて、国内移籍に関するFA(フリーエージェント)の権利を得る可能性があり、球団からは複数年契約の提案があったが、彼は単年契約を選んだと説明しました。
大山選手は会見で、FAについて「来年、権利を得てからゆっくり考えたいと思う」と述べました。
今シーズンに関しては、「本当に素晴らしい1年だった。チームとしても個人としても大きく成長できた年だった」と振り返りました。
次シーズンに向けては、「連覇だけです」と短くけじめをつけました。
ソフトバンク 柳田選手は5億7000万円で更改
柳田悠岐選手が、ソフトバンクとの契約を推定で5000万円ダウンの5億7000万円(出来高払いを含む)で更改しました。今シーズン、柳田選手はソフトバンクで最多安打のタイトルを獲得し、プロ13年目にして打線の中軸として全試合に出場。163本のヒットを打ち、打率2割9分9厘(リーグ3位)、ホームラン22本(リーグ5位)、打点85(リーグ2位)の成績を残しました。外野手としても4年連続8回目のベストナインを受賞しました。
契約更改は9日に福岡市の球団事務所で行われ、柳田選手は7年契約の5年目にあたり、これまでの実績に基づいて5000万円の減俸となりました。柳田選手は「今シーズン、全試合に出られたのは自信になった。ただ、チームは優勝を逃したので、まだまだ力が足りていない。来年はことし以上の成績を残してチームが優勝できるように貢献したい」と語りました。キャプテンから外れることについては「すばらしい経験をさせてくれて、指名してくれた藤本博史前監督には感謝している。来シーズンからはキャプテンではなくなるので、“めちゃくちゃしたろうかな”と思っている」と述べました。