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 2023/12/26 19:49

苦闘の軌跡 強心臓の吉村貢司郎

吉村貢司郎は、東京都足立区出身のプロ野球選手、東京ヤクルトスワローズ所属

先月に開催した「アジアプロ野球チャンピオンシップ」の野球国際大会、この試合は若手の有望株で構成されたチームで争う。

日本は井端弘和新監督の指導で、優勝を果たしましたが、韓国との決勝は延長までもつれる接戦となりました。

緊迫したタイブレークの場面、最少失点で相手を封じ、チームの優勝に大きく貢献しました。



吉村投手は、試合中においても冷静な言葉で、「楽しんで投げることができた」と冷静に話しています。しかし、今の安定感を備えたピッチャーとなるまでには、以前は「練習試合でも緊張していた」と述べるほどの苦しい経験がありました。

プロ野球の舞台に立つまでの軌跡

ヤクルトスワローズの吉村投手、25歳。去年のドラフトで1位指名を受け、即戦力として期待されるルーキーとしてプロ入りしましたが、その経歴は順風満帆とは言えませんでした。

吉村投手は日大豊山高校時代、最後の夏に東東京大会の決勝進出を果たしましたが、オコエ瑠偉選手擁する関東第一高校に敗れ、3年間で甲子園への出場はかないませんでした。大学は国学院大学に進学し、4年生の時にプロ志望届を提出しましたが、指名は叶いませんでした。卒業後、社会人野球の東芝に進み、2年目にはドラフト候補に挙がりましたが、2021年のドラフトでは再び指名を逃しました。2度の「指名漏れ」を経て、社会人3年目の昨年、ようやくプロ入りを果たした、 “オールドルーキー”として注目を浴びています。



吉村投手は独特のフォームで知られ、踏みだす左足を振り子のように後ろに振った後、前に上げるスタイルで150キロを超えるストレートとフォークボールが得意です。1年目の今シーズンは開幕から先発ローテーションを任され、4勝2敗、防御率4.33の成績を収めました。途中けがによる離脱も経験し、本人にとっては満足のいかないシーズンとなりましたが、夢の舞台での充実感も感じる1年でした。

初の日本代表入りで輝く

吉村投手にとって、今年のシーズンで特に印象深い瞬間は、アマチュア時代を通じて初めて選ばれた日本代表として臨んだ「アジアプロ野球チャンピオンシップ」だったと言います。決勝の対韓国戦では、2対2の同点で迎えた延長10回、ノーアウトで一塁と二塁にランナーがいるタイブレークで、吉村投手はマウンドに上がりました。

吉村選手は先頭バッターを2球で追い込んだ後、得意のフォークを使って見事にダブルプレーを達成しました。続くバッターには勝ち越しのタイムリーを許し、さらにツーアウト一塁三塁とピンチが広がりましたが、最後は見事な三振を奪い、最少失点で抑えました。1点を失ってもずるずると失点を重ねずに粘り強く投げたことで、その裏でチームはサヨナラ勝ちを収め、吉村投手はこの試合の勝利投手となりました。



2023年、吉村貢司郎が躍動

2023年シーズン、吉村貢司郎は先発投手として開幕ローテーション入りを果たし、4月2日の広島東洋カープ戦(神宮球場)でプロ初登板を果たしました。この試合では5回を85球で投げ、5安打2失点という内容で同点のまま降板し、勝敗はつきませんでした。しかし、その後の4月30日の阪神タイガース戦では6回2安打1失点の好投で、7連敗中だったチームを勝利に導き、5度目の登板でプロ初勝利を手に入れました。

5月9日の阪神戦(甲子園球場)では、6回無失点に抑えて2勝目を挙げましたが、開幕から8試合に登板していた中で、5月25日に右前腕を痛め、疲労などのコンディションを考慮して初めて出場選手登録を抹消されました。しかし、9月3日に一軍に復帰し、再びマウンドに立ちました。

初記録

初めての記録として挙げられる成績も多く、その中での初記録も目立ちます。初登板・初先発登板では、4月2日の広島東洋カープ戦で5回を投げ、5安打2失点での出来事。初奪三振は同試合の2回表で玉村昇悟選手からの空振り三振。初勝利・初先発勝利は、4月30日の阪神タイガース戦で6回1失点の活躍。初打席は同じく4月2日の広島東洋カープ戦で、2回裏に玉村昇悟からの空振り三振。初打点は5月24日の対阪神タイガース戦で、3回裏に西勇輝からの右翼犠飛。そして、初安打は9月3日の対阪神タイガース戦で、3回裏に伊藤将司から右前安打を放ちました。