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 2023/12/25 19:55

挑戦の日々、成長の軌跡 楽天1位新人 荘司康誠投手

楽天のドラフト1位新人、荘司康誠投手。期待された初年度は5勝3敗で幕を閉じ、勝利がなかなか手にできない厳しい経験を積んだ。信頼を得られず、挑戦の日々が続いたが、これらの経験を次なるステージへの飛躍の礎とすることを心に誓う。

身長1メートル89センチの荘司投手は、高いリリースポイントから放つ150キロ台中盤の力強いストレートに、スプリットやカットボールを組み合わせた独自のピッチングが武器。即戦力として期待され、ルーキーイヤーのシーズンが幕を開けた。初先発は4月22日で、その後は19試合にわたり、先発ローテーションの一翼を担った。5勝を挙げ、投球回数はチーム4位の109回と3分の2に達し、手ごたえをつかんだ1年となった。

しかし、プロ野球の厳しさは容易ではなかった。ドラフト1位の期待を背負いながらも、6月までに8試合に登板し、勝ち星はなく3敗。最初のシーズンで直面したのは、“勝つことの難しさ”という壁だった。なかなか勝利の瞬間を手にできない苦しい時期を経て、成熟と成長のプロセスを歩んできた。




シーズン終盤には、痛ましい瞬間も存在した。その中でも特に印象深いのは、10月10日のロッテ戦で繰り広げられた一戦だ。この試合はクライマックスシリーズ進出が懸かり、勝利すればそれが叶う大一番。負ければ4位に終わる厳しい条件のもと、当然ながらローテーションどおりであれば、荘司投手が先発する予定だった。

ところが、当時の石井一久監督は前の登板から中6日という短い間隔ながらも実績のある則本昂大投手を起用することを決断した。この選択によって、荘司投手は大一番で先発の機会を奪われたことから、実力不足と信頼の不足を強く痛感することとなった。最終戦で経験した悔しさが、今後のキャリアにおいて描くべきエース像をより鮮明にし、成長の契機となった瞬間であった。



いままでの戦績

2022年初頭、荘司康誠投手は東北楽天ゴールデンイーグルスへのドラフト1位指名を受け、その年の春季キャンプを一軍でスタートさせました。早くも「ドラフト1位になる」という高い目標を公言し、その言葉に恥じない活躍を見せました。シーズンが進む中で、リーグ戦初勝利や日本代表入りといった快挙も果たし、エースとして期待される存在へと成長しました。




特に注目されたのは、8月の東京六大学オールスター戦での最速157km/hを計測した瞬間でした。その後、プロ志望届を提出し、リーグ戦通算2勝という成績を収めながら、10月18日には東北楽天ゴールデンイーグルスが彼を1位指名する意向を公言。翌20日のドラフト会議では、楽天が抽選を制し、彼を指名することが確定しました。11月9日には契約金1億円、年俸1600万円(推定)でプロ入りすることが決定され、同23日には19番の背番号が与えられました。



2023年の戦績

2023年の春季キャンプでは、一軍でのローテーション争いに参加。しかし、週5試合が続く変則日程となり、開幕ローテーション入りは果たせませんでした。イースタン・リーグでは3試合に登板し、防御率3.32を記録。4月22日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初登板初先発を果たし、5回まで1安打に抑える好投も見せましたが、打線の援護がなく、結局はプロ初黒星を喫しました。

その後も先発としての役割を果たしながらも、なかなか勝ち星が挙がらず、5月17日の福岡ソフトバンクホークス戦では6回2/3を3失点という内容で敗戦投手となり、翌日には登録を抹消されるなど、試合を作りながらも勝利に縁がありませんでした。




中でも注目すべきは、7月5日のオリックス・バファローズ戦。6回に5安打2四球8奪三振を奪い、無失点で初勝利を挙げました。これがルーキーイヤーでの初白星となり、その後も5連勝でシーズンを終えました。シーズン全体では一軍で109回2/3を投げ、19試合に先発登板して5勝3敗、防御率3.36を記録し、新人最多の活躍を見せました。

オフには年俸が1400万円増額され、3000万円で契約を更改しました。これからの飛躍が期待される、若きエースの活躍に注目が集まります。