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 2023/12/20 17:21

推定年俸2億3000万円で契約更改、セ・リーグ打点王 牧秀悟


契約更改、セ・リーグ打点王

プロ野球で今シーズンのセ・リーグ打点王などのタイトルを獲得した、DeNA所属の牧秀悟選手が年俸いずれも推定で1億1000万円アップの2億3000万円にアップデートされて、来シーズンから契約を更改しました。

20日の時、横浜市内の球団事務所で交渉を行ってました、いずれも推定で1億1000万円アップして年俸2億3000万円で来シーズンの契約を更改しました。

牧選手は「びっくりしたし、素直にうれしかった」としたうえで、「WBC=ワールド・ベースボール・クラシックを経験して、シーズンもいい緊張感の中でできたし、ずっと取りたかった打点王を取れたことは自信になった。全試合4番として出させてもらったので、それがいちばんだと思う」と今シーズンを振り返りました。

来シーズンはキャプテンに就任することが決まり、「チームのことを考えながら、それでも打点王だけは最後の最後まで目標にしていきたい。悔しいシーズンが続いているので、キャプテンになったからには、がらっと変わるチームにしていきたいし、優勝できるチームにしていきたい」との意気込みを述べました。



記者会見後はトナカイのコスチュームに着替え、更改された年俸の金額を表す「2」と「3」の形をした風船を手に、笑顔で写真撮影に応じていました。

25歳の牧選手はプロ3年目長野県中野市出身のプロ野球選手、現在横浜DeNAベイスターズ所属、牧選手はプロ3年目の今シーズン、DeNAの4番として打率2割9分3厘、ホームラン29本、103打点、164本のヒットを打ち、セ・リーグの打点王と最多安打のタイトルを獲得しました。

いままでの戦績

2022年の春季キャンプは、二軍でのスタートとなりました。2月22日に一軍に昇格すると、オープン戦でも好調を維持し、3月9日には三浦大輔監督から開幕戦での4番起用が明言されました。球団としては、桑田武以来62年ぶりの2年目の選手が4番に座ることとなりました。開幕から勝負強いバッティングでチームの勝利に貢献しましたが、甲子園遠征中の4月7日にチーム内で多数の選手やスタッフが新型コロナウイルスに感染し、牧も再び陽性判定を受け、NPBの特例2022の適用選手として登録が抹消されました。4月20日に一軍に復帰し、4月21日の阪神戦では、齋藤友貴哉からバースデーアーチとなる3点本塁打を放ちました。5月は打率.329、8本塁打、25打点と高い成績を残し、月間MVPを2度目に受賞しました。マイナビオールスターゲーム2022では、セ・リーグの二塁手部門でファン投票1位を獲得し、初の選出を果たしました。7月19日の中日戦で足を痛め途中交代し、左足関節骨棘障害と診断され3試合欠場しました。8月21日の広島戦で大道温貴から本塁打を放ち、2年連続の20本塁打を達成。新人から2年連続の20本塁打は球団史上初の快挙でした。全試合4番に座り、最終的に打率.291、24本塁打、87打点を記録し、36本の二塁打はリーグトップ、87打点は大山悠輔(阪神)と並ぶリーグ2位タイでした。これらの好成績が認められ、11月24日には同年シーズンのベストナインに初選出され、12月13日には1億2000万円で契約を更改しました。



2023年は調子が上がらず、4月終了時点で打率.235、直球系の打率は.208と苦戦していました。しかし、5月に入ると復調の兆しを見せ、6月18日の千葉ロッテマリーンズ戦では、球団が公募した牧のそっくりさん17人が集まるイベントが開催されました。この試合で牧はロッテの先発佐々木朗希から同点打と勝ち越し打を決め、4安打2打点の活躍でチームは勝利し、交流戦単独首位に浮上しました。最終的に交流戦では打率.380、2本塁打、13打点の活躍で、チームの交流戦初優勝に大きく貢献し、日本生命セ・パ交流戦優秀選手賞を受賞しました。同年7月23日には中野市栄誉賞を授与され、8月12日の巨人戦で山﨑伊織から20号本塁打を放ち、清原和博以来6人目のルーキーイヤーから3年連続で20本塁打を達成しました。そして8月は打率.362、7本塁打、26打点と好成績を残し、月間MVPを3度目にして受賞しました。9月18日の対阪神戦では延長10回表に石井大智から右翼線へ決勝打となる2点適時三塁打を放ち、自身初となる100打点を達成しました。10月4日には同年シーズンの最多打点と最多安打を初受賞し、最多安打は阪神タイガースの中野拓夢と共に受賞しました。これらの成績が評価され、11月27日に2年連続となるベストナインを受賞しました。