来季推定年俸9000万円!?中川圭太契約が更改
中川圭太の契約更改
オリックス・中川圭太内野手が4日、大阪市此花区の球団施設で契約更改交渉を行い、3000万円増となる来季推定年俸9000万円でサインした。
中川は「1軍に1年間いたのは初めてでしたし、全試合は出られていないですけど、その中で課題といい経験もできました。勉強になったシーズンでしたし、来年は143試合、全試合出られるように頑張りたいと思います」とコメントしました。
今季は5年目で、打率.269は昨季よりも下がりましたが、12本塁打と55打点はいずれもキャリアハイ。全打順、さまざまなポジションでの起用と数字以上の貢献度を示しました。
来季から背番号を変更する選手が多い中、中川は変えない。「67番という番号を自分のものにしたいという気持ちで、今日も伝えさせてもらったんですけど、これからは67番でいきたいと思います」と宣言した。
選手の紹介
中川圭太は、大阪府阪南市出身のプロ野球選手で、外野手および内野手としてプレーしています。右投右打。現在はオリックス・バファローズに所属しています。
オリックス時代
2019年、春季キャンプを二軍で過ごした中川は、3月9日に読売ジャイアンツとのオープン戦(京セラドーム大阪)で一軍デビューを果たしました。1日限定の一軍昇格となりましたが、「6番・指名打者」としてスタメンに名を連ね、2安打1打点の活躍を見せました。4月20日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で代打で一軍公式戦デビューし、4月24日の福岡ソフトバンクホークス戦では初のスタメン出場となり、3回表の第1打席で初安打、9回表の第4打席で初の打点を適時三塁打で挙げました。
交流戦ではNPB全12球団の中でトップの打率.386を記録し、新人選手としては初の首位打者となりました。6月29日の埼玉西武ライオンズ戦では、一軍の試合で初めて4番打者に起用され、試合までの6試合で複数安打を連続記録。この記録はパシフィック・リーグの新人選手の連続試合複数安打記録としても成り立ちました。
7月11日のフレッシュオールスターゲームでは、ウエスタン・リーグ選抜チームの「4番・一塁手」としてフル出場しました。シーズン終了時には、111試合に出場し、外野、一塁、三塁の守備で無失策、打率.288、3本塁打、32打点、9盗塁を記録しました。
シーズン終了後の秋季練習では、来シーズンに向けて三塁のレギュラーを目指すよう指導され、三塁の守備に本格的に取り組むことになりました。この年の契約更改では、球団から高く評価されて推定年俸2,800万円(前年比2,100万円増)で契約が更新されました。昇給率は300%で、オリックスの新人選手としては過去最高のものとされました。
2020年、一軍の正三塁手として開幕を迎えたものの、開幕前の練習試合での死球により右手の人差し指を打撲。開幕後は打撃不振と守備の精彩を欠き、7月には2度にわたって出場選手登録を抹消されました。一軍抹消中のウエスタン・リーグ公式戦では10試合で打率.444、3本塁打を記録し、二軍監督の中嶋聡に「中川は無敵」とまで言わしめました。8月21日に一軍復帰し、復帰当初は「4番・中堅手」としてスタメンに連日起用されました。しかし、シーズン全体では45試合で打率.146、13打点と、前年の成績を大きく下回りました。12月7日の契約更改では、前年から一転して推定年俸2200万円と大幅な減俸となりました。
2021年、同姓の中川颯と中川拓真の2人が入団したことから、報道上およびスコアボード上の表記が「中川圭」に変更されました。6月23日の広島東洋カープ戦で左手を痛め、左手有鈎骨の骨折と診断され、6月30日に摘出手術を受けました。この年の契約更改では、現状維持の形で年俸を更新しました。
2022年、3番・左翼手としてスタメンに定着し、初の規定打席に到達しました。打率.283、8本塁打、51打点、11盗塁、9本の三塁打を記録し、リーグ5位の成績を収めました。クライマックスシリーズでは、対ソフトバンク戦でサヨナラ安打を放ち、日本シリーズ進出に貢献しました。オフには前年の推定年俸2200万円から6000万円への大幅な昇給を果たしました。