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 2023/11/29 13:42

プロ野球 パ・リーグとセ・リーグMVPを発表され 新人王と同時就賞

プロ野球のMVPは、記者などが1位から3位までに投票し、その合計を計算してMVPが決定されます。



今シーズンプロ野球のMVP(最優秀選手)が発表され、セ・リーグは38ぶり日本一に貢献してた、阪神の投手村上頌樹選手が初めて受賞してました。

そして、今回村上頌樹選手もセ・リーグで新人王と同時受賞して、これはリーグの史上初になりました。


次はパ・リーグのMVPを発表され、今シーズンパ・リーグは連続3年目で先発投手の主なタイトル4つを獲得してた、オリックスの山本由伸投手、山本選手がイチロー選手以来となる3年連続の受賞となりました。


セ・リーグのMVP




セ・リーグのMVPに選ばれた25歳の村上投手は昨シーズンまで阪神の1軍での登板はわずか2試合でしたが、今シーズンは22試合に登板して10勝6敗、防御率1.75の成績を残し、初めて最優秀防御率のタイトルを獲得して、38年ぶりの日本一になっての阪神に大きく貢献しました。


村上投手は新人王だけでなく、パ・リーグでは1980年に日本ハムの木田勇投手、1990年にはオリックスと合併前の近鉄の野茂英雄投手が新人王とMVPを同時に受賞しています。しかし、セ・リーグでは彼が史上初めてなりました


パ・リーグのMVP




一方で、パ・リーグのMVPに輝いたのは、オリックスの25歳、山本投手です。山本投手は今シーズンで7年目に突入し、16勝6敗、防御率1.21、169奪三振、勝率7割2分7厘の素晴らしい成績を収め、最多勝、最優秀防御率、最高勝率、そして最多奪三振の4つのタイトルを史上初めて3年連続で獲得しました。


さらに、先発完投型のピッチャーに贈られる「沢村賞」にも3年連続で輝きました。3年連続のMVP受賞は、1976年から1978年にかけてのオリックスの前身、阪急の山田久志投手と、1994年から1996年にかけて受賞したオリックスのイチロー選手以来、セ・パ両リーグを通じて3人目の快挙です。


山本投手は受賞に際し、「去年、おととしに続いて3年連続で受賞することができて嬉しい。1試合1試合を振り返ると内容の悪い試合もあったが、1年間通してしっかりいいパフォーマンスが出せたと思う」と述べました。また、今シーズン限りでの大リーグ移籍については、「順調なプロ野球生活を送れたと思う。新たなステージのスタートラインに立つので、もっとレベルアップしていかないといけない。1日1日を大切に努力を積み重ねていきたい」と抱負を語りました。

お二人の新人王…


新人王には、セ・リーグでは阪神の村上投手が選ばれました。村上投手は25歳で、おととしドラフト5位で入団し、昨シーズンまで1軍での登板はわずか2試合でしたが、今シーズンは安定感のあるピッチングで10勝6敗、防御率1.75の成績を収め、最優秀防御率のタイトルを初めて獲得しました。また、チームの38年ぶりの日本一にも大きく貢献しました。




セ・リーグ新人王を受賞した村上投手は、「チャンスはあると思っていたが、こうして受賞してやっととれたという感じがして嬉しい」と語り、チームメートの森下翔太選手とのやりとりについても、「あいつからは『3年目やからええやろ。1年目に譲れ』と言われたが、そこは自分が勝ち取れてよかった」と笑顔を見せました。


パ・リーグ新人王に輝いたのは、オリックスの山下投手です。21歳で、おととしドラフト1位で入団した3年目の右ピッチャーでした。身長1メートル90センチ、体重98キロの大柄な体格を生かした最速160キロ近い力強いストレートと、落差の大きいカーブが特長で、16試合に先発し、9勝3敗、防御率1.61の素晴らしい成績を記録しました。8月末に腰の怪我でチームを離脱しましたが、オリックスのリーグ3連覇に貢献しました。




山下投手は、「シーズンが始まった段階では全く意識していなかった。自分だけの力ではできないことで、とても嬉しく思う」とコメント。来シーズンに向けては、「1年通して投げるというのが先発の役割だと思うので、そこが大きな課題だ。どれも1番になりたいと思って練習しているが、その中でも防御率にこだわりたい。与えられたポジションで自分のやるべきことを全力でやりたい」と抱負を述べました。


正力松太郎賞を発表




28日の「NPBアワーズ」では、「正力松太郎賞」の特別賞も発表され、大リーグのエンゼルスで活躍する大谷翔平選手が2度目の特別賞を受賞しました。大谷選手は、「今シーズンの成績とWBCの優勝を評価いただき、2度目の正力松太郎特別賞を受賞できて光栄です。受賞式で栗山監督、WBCのチームメートにお会いできないのは残念ですが、また会える時を楽しみにしています。来シーズンも引き続き応援をよろしくお願いいたします」と喜びを伝えました。