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 2023/11/22 13:56

オリックス中嶋聡監督はどんな方?パ・リーグ3連覇にして、実働29年の指導上手な監督

中島聡監督は現在、オリックス・バファローズの第29代監督であり、かつてはプロ野球の捕手としてプレーしていました。1987年に阪急ブレーブスに入団し、その後、西武ライオンズ、横浜ベイスターズ、北海道日本ハムファイターズでプレーしました。また、2007年から2015年までは、日本ハムでバッテリーコーチも兼務していました。2015年には29年にわたる現役生活の中で、一軍での実働年数が29年に達し、工藤公康と同じくNPB最長記録を達成しました。



プロ野球の選手を引退しての後

現役引退後の2016年には、日本ハムのチーム統括本部でゼネラルマネジャー特別補佐に就任し、その後MLBのサンディエゴ・パドレスに派遣されました。アメリカ滞在中にはコーチとしてマイナーリーグの球団を巡回し、外国人選手のスカウティングにも携わりました。


2018年には、日本ハムの一軍バッテリー兼作戦コーチとして現場に復帰しましたが、シーズン終了後の2018年10月19日に退団しました。


2019年には、オリックス・バファローズの二軍監督に就任。昔の捕手仲間である小林宏二軍投手コーチと協力し、榊原翼や鈴木康平などの投手を一軍に昇格させました。




オリックスの監督になってたの挑戦

オリックス監督としては、2020年に二軍監督を務め、その後、一軍監督の西村徳文が2020年8月20日の対西武戦(京セラドーム大阪)終了後に辞任したことを受けて、翌21日から一軍監督代行に就任しました。この異動に伴い、二軍投手コーチの小林が二軍監督代行を務めました。シーズン終了後の2020年11月12日には、正式に一軍監督に就任しました。


2021年には、二軍でプレーしていた杉本裕太郎の長打力を高く評価し、4番に抜擢。宗佑磨の守備センスを見抜いて外野から三塁に転向させ、小田裕也には小技を磨かせるなど、選手一人ひとりの特徴を活かした戦術を貫きました。2021年は、正式に監督に就任して初の年にして、オリックスにとっては25年ぶりのリーグ優勝を達成しました。阪急・オリックスの球団史上、チームで選手としてプレー経験のある監督がリーグ優勝を達成したのは初めての快挙でした。クライマックスシリーズでは千葉ロッテマリーンズを3勝1分で制し、日本シリーズ進出を果たしました。しかし、日本シリーズでは東京ヤクルトスワローズに2勝4敗で敗れ、優勝を逃しました。


2022年には、オリックスをパ・リーグ連覇に導き、2年連続の日本シリーズ進出を果たしました。そして、同シリーズでヤクルトを4勝2敗1分けで破り、日本一に輝きました。同年のオフには正力松太郎賞を受賞しました。


2023年には、オリックスをパ・リーグ3連覇に導きました。しかし、同年の日本シリーズでは阪神と対戦し、惜しくも敗北を喫しました。




いままでの受賞とタイトル


中島聡のプロ野球キャリアでは、1995年にベストナイン(捕手部門)を1回、1989年にはゴールデングラブ賞(捕手部門)を1回受賞。また、2022年には正力松太郎賞を受賞しました。さらに、1991年6月には月間野手部門MVPを1回、1995年には平井正史との投手として最優秀バッテリー賞を受賞しています。その他、2021年と2023年にはパ・リーグから連盟特別表彰と最優秀監督賞を3回も受賞しています。