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 2023/11/21 13:26

アジアプロ野球 日本圧倒的勝利予選リーグ3連勝

野球の国際大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ」は18日、日本が予選リーグの第3戦でオーストラリアに10対0、8回コールドで勝ち、3連勝を果たして1位で決勝進出を決めました。


東京ドームで行われた「アジアプロ野球チャンピオンシップ」では、日本、台湾、韓国、オーストラリアの4チームが若手選手を中心に構成された代表メンバーで総当たりの予選リーグが行われ、上位2チームが決勝に進出します。




試合の戦況


既に決勝進出が決まっている日本は18日、第3戦でオーストラリアと対戦しました。1回、ノーアウト一塁二塁の場面で3番の広島・小園海斗選手が打率5割と好調の2試合で初めて打席に立ち、タイムリーヒットで1点を先制。3回には4番で起用された日本ハム・万波中正選手のタイムリースリーベースなどで2点を追加し、試合を優位に進めました。




投げては先発の楽天・早川隆久投手が効果的なチェンジアップを駆使し、5回を投げて4者連続を含む7つの三振を奪い、1人のランナーも出さない完璧なピッチングを披露しました。


その後の投手リレーでも3人のリリーフがオーストラリア打線を封じ、終盤には日本が10-0の8回コールドで勝利し、予選リーグ3連勝で1位での決勝進出が決まりました。




日本は19日の決勝で、予選リーグで対戦し勝利した韓国と再び激突します。


試合後の感想を語る


早川隆久(楽天)の完璧なピッチング




楽天の早川隆久投手は試合後のコメントで「勝てて安心している。打線も活発だったし、守備もゼロで抑えられたのでチームとしてもいい状態だ」と振り返りました。18日のピッチングについては「チェンジアップの抜け具合もよかったし、まっすぐとのコンビネーションもよかった。リーグ戦ではやらないような配球をしていい結果だったので、来シーズンの引き出しの1つになった」と語りました。19日の決勝に向けては「チームの雰囲気はいいので、明日もこの雰囲気のまま勝って優勝できればと思う」と力強く語りました。

小園海斗(広島)の2安打2打点




オーストラリア戦で3番に入り、先制のタイムリーを含むヒット2本、2打点をマークした広島の小園海斗選手は「本当にいいところで打たせてもらっているし、使ってもらっているので感謝しかない。3連勝しているが決勝で負けると意味がないので頑張りたい」と意気込みを示しました。また、小園選手はここまで3試合全てにショートで起用されフル出場していて、「教えていただいたことを継続できているし感覚も変わってきている。試行錯誤しながらこれからもやりたい」と手応えを感じている様子でした。

井端弘和監督のコメント




井端弘和監督は試合後、「一安心している。この3試合で選手も全員、出場することができて非常にいい経験になった」と振り返りました。先発した早川隆久投手については「立ち上がりは緊張感もあって本来の状態ではなかったが先頭バッターを抑えてからボールも走っていた」と評価し、「ほかのピッチャーたちも本番に向けて状態を上げていてすばらしい」と3試合で1失点の投手陣をたたえていました。また、初めて4番で起用した万波中正選手についても「ライト方向にいい当たりを打っていた。ちょっと強引になるときもあって若さが出たかなと思うが状況に応じて変えてくるはずなのであしたも期待している」と話しました。最後に、大会2連覇がかかる19日の決勝に向けて「WBCで世界一になってあしたの試合が最後になるのでいい形で終われるように全員で勝ちたい」