ドジャースが強打者を獲たく、テオスカー・ヘルナンデス1年2350万ドルで合意
8日、MLB公式サイトが関係者から得た情報によれば、ドジャースはマリナーズからFAになっていたテオスカー・ヘルナンデスと1年2350万ドルの契約で合意している。
ドジャースはすでに大谷翔平と山本由伸のダブル獲得に成功し、またレイズとのトレードでタイラー・グラスノーとマニュエル・マーゴも加えており、今回のヘルナンデスの獲得でさらなる補強に動いたことが明らかになった。
いままでの戦績
31歳のヘルナンデスは2017年途中にブルージェイズへ移籍し、その後強打を表現させ、2020年と2021年の2年連続でシルバースラッガー賞を受賞した。2020年の短縮シーズンでは自己ベストのOPS.919を記録し、翌年2021年には打率.296、32本塁打、116打点、12盗塁、OPS.870の好成績を残した。
昨季はマリナーズで自己最多の160試合に出場し、打率.258、26本塁打、93打点、7盗塁、OPS.740をマーク。ただし、38四球に対して211三振という粗い打撃が課題とされ、マリナーズはヘルナンデスに対してクオリファイング・オファーを提示しなかった。
MLB公式サイト記者から
MLB公式サイトのフアン・トリビオ記者によれば、ヘルナンデスの起用法は「対右腕のときはレフト、対左腕のときはライト」と予想されており、ドジャースの外野陣の布陣が詳細に描かれている。ムーキー・ベッツは右翼手ではなく、今季は主に二塁手として起用される予定であるとされている。
また、MLB公式サイトによれば、短縮シーズンの2020年を除き、2019年からすべてのシーズンで25本塁打以上を記録している選手は、ヘルナンデスを含めてメジャー全体でわずか12人だけだと報じている。ヘルナンデスは打撃が粗いものの、一発を期待できるコンスタントな打者であり、特に左腕に対してはキャリア通算でOPS.887をマークしており、左腕投手に対しても期待が寄せられている。
今永昇太争奪戦の交渉期限まで残り4日、ファイナリストの4球団
ポスティング制度を活用してメジャーリーグ移籍を目指す今永昇太。交渉期限(45日間)は日本時間で1月12日午前7時までと迫り、残り4日となった。MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ記者によると、「今永には少なくとも5つのチームが引き続き興味を示している」との報道がある。一方で、「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者や「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によれば、「今永争奪戦の最終候補は4つのチームに絞られている」と伝えられている。いずれにせよ、今永に対する争奪戦は終盤に差し掛かっていることは確かだ。
モロシ記者は特定のチーム名に触れていないが、ボーデン記者はカブス、エンゼルス、ジャイアンツ、レッドソックスの4つのチームが最終候補であると報じている。また、ナイチンゲール記者は「レッドソックスとカブスを含む4つのチームが本気で今永の獲得を目指している」と伝え、ボーデン記者の情報は大きな誤りではないようだ。
カブスは先発投手を補強する必要があり、エンゼルスはエースの大谷翔平の穴を埋める必要がある。ジャイアンツはアレックス・カッブとロビー・レイが開幕に間に合わないため、先発投手が不足している。一方で、レッドソックスはクリス・セールをトレードで放出し、先発ローテーションに穴が生じている。これにより、これらの4つのチームは今永の獲得が必要な状況にある。
今永選手のあと
かつてはヤンキースとメッツも今永を獲得する興味を示していたが、ヤンキースは今永がフライボールピッチャーであり、ヤンキー・スタジアムに合わない可能性があるという懸念から争奪戦から撤退したとみられている。一方でメッツはショーン・マナイアと2年契約を結んだと報じられ、今永の獲得には低い可能性がある。
今永は「先発2~3番手のポテンシャルを秘めており」と評価され、総額1億ドルを超える大型契約が期待されている。どのチームが最終的に争奪戦を制するか、残り4日の展開に注目が寄せられている。