ドジャースまた後払い契約、大谷翔平に続いてテオスカー・ヘルナンデスと後払い契約
34億円の内12億円、通算159発の男を獲得、1年34億円の契約で、約12億円が2030年から2039年までの間に支払われるという。
ドジャースは、FAとなっていた外野手テオスカー・ヘルナンデスと契約合意したと、7日(日本時間8日)に米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が関係者の話として報じました。同記者によれば、1年2350万ドル(約34億円)の契約で、そのうち850万ドル(約12億円)が後払いの形で2030年から2039年までの間に支払われるとのことです。
10年総額7億ドル(約1011億円)でドジャースと契約した大谷翔平投手は、そのうちの約97%にあたる6億8000万ドル(約982億円)が“後払い”という形となりました。通算159本塁打を誇るヘルナンデスの契約にも同様に後払いが適用されたようです。
球団にとって後払いのメリットは、ぜいたく税を計算する上でペイロールに余裕を作り、他の補強ポイントに資金を充てることができる点です。
今オフは大谷の他に、山本由伸投手と12年総額3億2500万ドル(約469億円)で契約。トレードで獲得したタイラー・グラスノー投手とも5年総額1億3650万ドル(約197億円)で契約延長するなど、積極的な補強を進めており、ヘルナンデスにも大谷と同様の措置が取られることになったようです。
選手の紹介
テオスカー・ホセ・ヘルナンデスはドミニカ共和国サンチェス・ラミレス州コトゥイ出身のプロ野球選手。
いままでの戦績
ブルージェイズ時代、2021年のMLB開幕を迎え、ヤンキースとの開幕戦ではゲリット・コールから本塁打を記録するなどチームの勝利に貢献して、しかしこのあとコロナに感染し、4月30日にCOVID-19特例故障者リストから復帰した。
7月のファン投票で自身初となるオールスターゲームに選出されて、13日に開催されたオールスターゲームでは2回表にオールスターゲーム初打席に立ち、ブルワーズのコービン・バーンズと対決したが、併殺打に打ち取られた。5回表に2打席目を迎えてマーリンズのトレバー・ロジャースからオールスターゲーム初安打を記録した。8月の時プレイヤー・オブ・ザ・ウィークを受賞した。このシーズンは打率.296・32本塁打・116打点という成績を残した。 オフの11月23日に自身初めてオールMLBチームのセカンドチーム外野手の1人に選出された。また2年連続でシルバースラッガー賞を受賞した。
2022年の開幕戦のテキサス・レンジャーズ戦では5回に同点となる3点本塁打を放ち、一時7点差をつけられていたチームの逆転勝ちに貢献した。このシーズンは4月14日に故障者リストに入ると打撃不振に陥り、5月終了時点で打率が1割台に沈んでいたが、6月以降は復調し最終的に131試合に出場、打率.267、25本塁打、77打点という成績を残した。ポストシーズンではシアトル・マリナーズと対戦したワイルドカードシリーズ第2戦で元チームメイトのロビー・レイから2本の本塁打を放つ活躍をみせた。
11月の時、エリック・スワンソン、アダム・マッコとのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍して、2023年のシーズン開幕前の3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシックのドミニカ共和国代表に選出された。オフの11月3日にフリーエージェント(FA)となった。
そしていままでの表彰
2020年と2021年2回外野手部門のシルバースラッガー賞
2021年セカンドチーム外野手