争奪戦敗れてたメッツとブルージェイズのあと

山本由伸争奪戦に敗れてたメッツはＷソックス・シースに興味

現在FA市場にはまだブレイク・スネル、ジョーダン・モンゴメリー、今永昇太といった有力投手が残っている、そしてトレード市場にも集めている投手もいる。

3年連続でシーズン200奪三振以上を記録しているホワイトソックスのエース右腕、ディラン・シースに焦点が当たっています。シースの獲得を狙っていると見られるチームは日を追うごとに増加しており、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によると、山本由伸の争奪戦に敗れたメッツもシースの獲得に興味を示し、その動向を注視している。

シース争奪戦の詳細

シース争奪戦について、米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が現在の状況を詳細にリポートして、シースを狙っているチームのなかでもヤンキースとオリオールズが「噓偽りのない興味」を示して報じていました、MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ記者はシース争奪戦のダークホースとしてマリナーズの名前を挙げている、ローゼンタール記者は「シース獲得を狙っている可能性があるチームはドジャース、カージナルス、レッドソックスをリストアップしており」

メッツは山本由伸の争奪戦が敗れたあと

メッツは山本に対して、ドジャースと同じ12年3億2500万ドルの超大型契約を提案していたことが明らかになっている。しかし、勝利を最優先に考える山本がドジャースを選択して、争奪戦に敗北しました。今オフはFAのルイス・セベリーノの獲得やトレードでエイドリアン・ハウザーを補強し、千賀滉大やホセ・キンタナと合わせて先発5枠中4枠は埋まっています。

しかし、1枚足りないため、FAまであと2年保有できるディラン・シースの獲得を検討しているようです。ただし、シャーマン記者によれば、「メッツは最有力候補ではない。どこか1チーム挙げるとすれば、プロスペクトが豊富なオリオールズだろう」としています。

シースはFAまであと2年保有できることに加え、スネルやモンゴメリーといったFAの有力投手よりも年俸が安いため、先発補強を目指す多くのチームにとって魅力的な選択肢となっています。今季の年俸は約880万ドル前後になると予想され、FAまでの2年間の総額は約2500万ドル前後の見込みです。

大谷翔平を獲たく失敗のブルージェイズはＤＨ要員に興味？

MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によれば、ブランドン・ベルトが自由契約選手（FA）となり、大谷翔平の獲得に失敗した後、指名打者のポジションがまだ埋まっていないブルージェイズがホルヘ・ソレアに関心を寄せているようです。ソレアはオプトアウト権を行使して、マーリンズからFAとなり、移籍先が未だ確定していません。ソレアには、ブルージェイズの他にもマリナーズ、ダイヤモンドバックス、レッドソックス、ナショナルズなどが関心を示していると見られており、マーリンズも再契約を検討していてます。

いままでソレアの戦績

現在31歳のソレアは、キューバ出身の強打者で、ロイヤルズ時代の2019年には48本塁打、117打点、OPS.923の驚異的な成績を達成し、ブレーブス時代の2021年にはワールドシリーズMVPに輝いています。前シーズンはマーリンズでのプレーで、137試合に出場し、打率.250、36本塁打、75打点、OPS.853を記録しました。彼はメジャーリーグでの10年目にして初めてオールスター・ゲームに選ばれました。

今オフ、大谷やフアン・ソトの獲得に乗り出したブルージェイズは、これらの選手を獲得できなかった。現時点では、ケビン・キアマイアーと再契約し、アイザイア・カイナー＝ファレファを獲得したことが特筆されています。マット・チャップマン、ウィット・メリフィールド、ベルトらがFAとなったことを考慮すると、打線は戦力ダウンしていると言わざるを得ません。しかし、ロス・アトキンスGMは現有戦力の復調によってある程度は戦力ダウンをカバーできるとの見解を示し、「新たに獲得するのはおそらくあと１人。外野手か指名打者要員の選手になる可能性が高い」と述べています。

キアマイアーとの再契約により、ブルージェイズの外野は左翼ドールトン・バーショ、中堅キアマイアー、右翼ジョージ・スプリンガーとなります。キアマイアーやスプリンガーが故障あることを考慮すると、指名打者専門の選手を獲得するよりも、必要に応じて外野の守備に就くこともできる選手のほうがチームに適しているかもしれません。ブルージェイズはJ.D.マルティネスにも興味を示していますが、外野の両翼を最低限守れるという点において、マルティネスよりもソレアのほうがチーム状況にフィットすると言えそうです。