2024年注目ポイント ドジャースの大谷選手と山本選手が選出
MLB公式サイトのウィル・レイッチ記者が「2024年シーズンの注目ポイント8選」を紹介する特集記事を公開しました。レイッチ記者がピックアップしたのは「ドジャース・大谷翔平」、「ヤンキース移籍のフアン・ソト」、「山本由伸のデビュー」、「連覇を狙うレンジャーズ」、「ジャクソン・ホリデイとジャクソン・チョーリオのデビュー」、「韓国開幕戦」、「初開催のスプリング・ブレイクアウト」、「リックウッド・フィールドでの公式戦開催」の8つ。特に、大谷と山本のドジャース新加入コンビが注目の的として挙げられています。
大谷が最高活躍するに期待
レイッチ記者は大谷について「最大の話題はこれ以外にはないだろう」とコメントし、「世界的なスーパースターであり、2度目のア・リーグMVPに輝いた大谷が史上最大の契約で名門ドジャースへ移籍し、フレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツとともにプレーすることになった。
大谷は2024年シーズンに投げられないが、彼は球界最高の打者の1人である。有名な話だが、大谷はまだポストシーズンでプレーしたことがない。
しかし、大谷選手はワールド・ベースボール・クラシックという大舞台で輝きを放った。我々はポストシーズンでプレーする大谷の姿を見られるだろう」と、大谷が最高の舞台で活躍する期待について述べました。
山本に関しては、「最初の登板から彼が球界で最も注目を集める選手になることは間違いない」とコメント。「彼は何年にもわたり日本球界で最高の投手であり続けました。25歳と若く、まだメジャーでプレーしていないにもかかわらず、球界で数少ないエースの1人のようなサラリーを得ることになりました。
大谷とともに、山本はドジャースの看板選手となるでしょう。ドジャースは5日ごとに(=山本が登板するたびに)必見のチームとなるはずだ」と、山本の活躍に期待を寄せました
。
韓国開幕戦が期待
韓国開幕戦については、「ドジャースのユニフォームを着た大谷を最初に公式戦で見られるのは韓国・ソウルの高尺スカイドームだ」とコメント。「3月20日と21日にドジャースとパドレスによるレギュラーシーズン開幕シリーズが行われる」と紹介しました。ドジャースには大谷と山本が在籍し、パドレスにはダルビッシュ有が所属しており、松井裕樹も新たに加入。これは日本でも大きな注目を集める試合となることは間違いありません。
ドジャースのFA補強の金額 29のチームとほぼ同額
日本時間の1月2日、MLBトレード・ルーマーズの移籍情報サイトは今オフしたここまでに各チームがFA補強に投じた金額の総額をランキングの形で紹介して特集記事にとして公開しました。
1位は間もなくのドジャースです、ドジャースは大谷翔平をサインした10年7億ドル、そして山本由伸は12年3億2500万ドルでサインして、あと5名選手に対して合計10億430万ドルの契約を与えています。
2位はアーロン・ノラと再契約したフィリーズの1億7200万ドルとなって、まだ大物選手がFA市場に残っているとはいえ、少なくともここまではドジャースだけが大暴れしている状況となっている。
各チームが選手を獲得
FA契約のみが対象のため、ヤンキースのフアン・ソト獲得、ブレーブスのクリス・セール獲得、ドジャースのタイラー・グラスノー獲得といったトレードは対象外です。また、ジョー・ヒメネス(ブレーブス)、マックス・マンシー(ドジャース)、コリン・レイ(ブリュワーズ)はFA市場が正式にオープンする前に元の所属チームと新たに契約を結んだため、こちらも対象外となっています。
ドジャースとフィリーズ以外に1億ドル以上を投じているのは、ダイヤモンドバックス(1億2200万ドル)、ジャイアンツ(1億2125万ドル)、レッズ(1億620万ドル)、ロイヤルズ(1億500万ドル)の4チームです。カージナルスも3人の先発投手に対して合計9900万ドルの契約を与えました。一方で、ヤンキース、カブス、マーリンズ、ロッキーズの4チームはまだFA市場に投じていません。
そして、ドジャースを除く29チームを合計すると10億596万ドルとなり、わずかにドジャースを上回るものの、ほぼ同額です。少なくともFA市場がオープンしてからの最初の2ヶ月は「ドジャースしかお金を使っていない」と言っても過言ではない状況でした。
ブレイク・スネル、コディ・ベリンジャー、ジョーダン・モンゴメリー、マット・チャップマン、今永昇太など多くの有力選手がまだ市場に残っており、スプリング・トレーニング開始までの1ヶ月半で各チームがどのような補強を見せるか注目されています。