大谷翔平の位置は埋められない？　苦境なエンゼルス

大谷翔平選手がロサンゼルス・エンゼルスからフリーエージェント（FA）となり、ロサンゼルス・ドジャースへの移籍が確定しました。大谷の離脱により、エンゼルスは強力な投手兼打者の喪失となり、その影響は大きいと米メディア『エッセンシャリースポーツ』のシュラバナ・セングプタ記者が指摘しています。

エンゼルスは、大谷の位置を埋めるべく、サンディエゴ・パドレスからFAとなっているブレイク・スネル投手に注目していると報じられています。スネルには約2億ドル（約285億円）の契約が予想されていますが、大谷の負担がなくなったことを考えると、資金面での問題はクリアできるでしょう。

あと打者の方、大谷の位置を代わりは困難だと思います。安打151、本塁打44、打点95、WAR10.0、こんなに驚異的な数字を残す大谷に代わる選手はいない。候補な選手いるけど、もしコディ・ベリンジャー外野手がいるならば要求の3億ドル（約427億円）の負担がすごく大きい、その代わりホルヘ・ソラー外野手とテオスカー・ヘルナンデス外野手が候補になるがかもしてない。

この状況だとセングプタ氏が「エンゼルスが大谷翔平に代わる3人のスラッガーのいずれかを獲得するかはわからない。来シーズン、ドジャースと対戦するつもりなら、攻撃陣を充実させる必要がある」と分析した。

来シーズンも、ケビン・キアマイアーがトロント・ブルージェイズでセンターを守る見込みです。スポーツネットのベン・ニコルソン-スミスらによると、球団は1年1050万ドルの再契約で合意に達した模様。

大谷翔平選手を代わりな選手

昨オフ、キアマイアーはタンパベイ・レイズでの長いプレー歴の後、フリーエージェント（FA）となり、トロント・ブルージェイズとの契約が実現しました。1年900万ドルの契約で、その後のシーズンで彼はブルージェイズのセンターを守り、1451.2イニング中981.1イニングでプレーし、4年ぶりに4度目のゴールドグラブを手に入れました。129試合での成績は、打率.265、出塁率.322、8本塁打、14盗塁、OPS.741で、これらの数字は特筆すべきものではありませんが、OPSはここ6シーズンで最も高かった。

そして、今オフにはニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマンらの情報によれば、ブルージェイズはサンディエゴ・パドレスから外野手のホアン・ソトの獲得を検討していましたが、結局彼は同じア・リーグ東地区のニューヨーク・ヤンキースに移籍しました。同時に、ブルージェイズは大谷翔平との契約にも興味を示していましたが、結局大谷はロサンゼルス・ドジャースに加入しました。

大谷翔平の位置は誰に代わる？

大物選手を逃した後、新たなターゲットとして注目されていたのは、シカゴ・カブスからFAとなったコディ・ベリンジャーでしたが、キアマイアーの再契約により状況が変わりました。ベリンジャーは主にセンターと一塁を守っており、ブルージェイズの左翼と右翼は既にドールトン・バーショーとジョージ・スプリンガーが担当しています。一塁は、ブラディミール・ゲレーロJr.のポジションです。

ただし、ブルージェイズはキアマイアーだけでなく、三塁手のマット・チャップマンとDHのブランドン・ベルトもFAとなっており、現時点でこれらのポジションの代替選手は確定していません。今のところ、三塁はキャバン・ビジオとサンティアゴ・エスピナルが併用し、DHはダニー・ジャンセンが務めれる可能性があります。

ビジオとエスピナルでは、チャップマンの穴を完全に埋めるのは難しいかもしれません。チャップマンは高いパワーと優れた守備力を持っており、その能力を代替するのは容易ではありません。ジャンセンはホルトの後任として適しているかもしれませんが、DHとして専任するべきかどうかには疑問が残ります。今シーズンのスタメンマスクは、アレハンドロ・カークが84試合、ジャンセンが65試合、残りの13試合はタイラー・ハイネマンがつけていました。しかし、ハイネマンは今月初めにウェーバーを経由してニューヨーク・メッツに移籍しました。

代わりの選手 希望選手

優先順位は、三塁手やDHが上回るかもしれませんが、ベリンジャーを獲得する可能性はまだなくなっていないようです。三塁手とベリンジャーを加えると、捕手はカークとジャンセン、一塁はベリンジャーとゲレーロJr.、DHはゲレーロJr.とジャンセン、外野はベリンジャー、スプリンガー、バーショー、キアマイアーの4人となります。これにより、各選手の出場機会を最大限に活かしつつ、バランスの取れたラインナップを組むことができるでしょう。