山本由伸争奪戦はもうすぐ終わる、3億ドルは誤報？

山本由伸の争奪戦は来年の1月4日午後まで終わり、当初から有力と見られていたヤンキースやメッツだけでなく、大谷を獲得してもなお手を緩めないドジャースや、超高額オファーを出したとも報道されるレッドソックスやジャイアンツなど、MLBを代表する名門球団がこぞって獲得を狙っている。

山本の契約交渉期限はあと16日、山本は既に各球団との交渉を繰り返して、ヤンキースとメッツとは2度目の会談を終えたともある、期限を待つに年内で決める可能性もあります。

『ジ・アスレチック』のジム・ボウデン記者がレッドソックスとジャイアンツは3億ドル超えのオファーを出したと報じる、最初2億数千万ドルと見られていた山本の年俸総額は争奪戦の末3億ドルを突破している可能性がある。

オリックスに受け取る譲渡金はどれくらい？

山本由伸のMLB移籍における契約争奪戦が激化しています。ヤンキースやメッツを含む名門球団が、超高額なオファーを提示しており、山本の年俸総額は3億ドルを超える可能性が高まっています。この状況は、山本側だけでなく、ポスティングを許可したオリックスにも大きな利益をもたらすことが期待されています。

現行のポスティングシステムは、選手が得た年俸総額に応じて元所属球団に譲渡金が支払われる仕組みです。年俸総額の一部に応じて支払われる割合は、2500万ドル以下が20%、2500万ドルから5000万ドル以下が17.5%、5000万ドルを超えた部分が15%となっています。

もし山本の年俸総額が3億ドルに達する場合、オリックスは4687万5000ドルを手にすることになります。現在の為替レートで計算すると、66億5625万円に相当します。さらに、もし山本が投手史上最高額であるゲリット・コールの3億2400万ドルを更新するような契約を結ぶ場合、オリックスが受け取る譲渡金は70億円を超える見込みです。

昨年、吉田正尚の移籍に伴いオリックスが手にした譲渡金は1537万5000ドルでした。山本の契約が成立すれば、その金額は大きく上回り、オリックスを経済的にも潤すことになるでしょう。

山本の獲得レースは大詰めを迎えており、ヤンキースは2度目の面談で自信を深めていると報じられています。メッツもコーエン・オーナーの強い意志により、獲得レースの中心に位置しています。他にもジャイアンツやレッドソックスなど複数の球団が山本との契約に向けて競り合っており、数日中に決断が下る可能性があります。

「３億ドル提示」は誤報

山本由伸の獲得を巡って「３億ドルを超えるオファーが提示されている」との報道が広まっていましたが、その情報は誤報である可能性が浮上しています。2023年12月19日、日本時間において、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報告したところによれば、山本の代理人であるジョエル・ウルフ氏が各チームに対し、年俸などの条件交渉をまだ行っておらず、条件提示がこれから行われる可能性が高いことを通達しているとのことです。従って、山本への具体的な条件提示はまだ行われていないと考えられます。ただし、最速で条件提示が開始されるのは日本時間12月19日であり、これにより争奪戦が本格化する見込みです。

多くの球団が山本の獲得に興味を示す中、一部では「レッドソックスとジャイアンツが既に３億ドルを超えるオファーを提示している」との情報が12月18日に伝えられました。しかし、パッサン記者によれば、「それは不正確な情報であり、まだ各チームからの条件提示は行われておらず、最速で日本時間12月19日から正式な条件提示が行われる見込みである」との報告がなされました。各球団と山本とのこれまでの面談は、山本の評価や必要性などをアピールするための場であったと考えられます。

でもいまの状況だと、これから山本が３億ドルを超えるオファーを受けて可能性もある。

争奪戦が激化することでマネーゲームが白熱し、「最低２億ドル」とされていた山本の契約総額が３億ドルに達する可能性も依然として残されています。一部では10年を超える長期契約も噂されており、ゲリット・コール（ヤンキース）の９年３億2400万ドルを超え、投手史上最大の契約となる可能性も指摘されています。

各チームのオファーが今週中に揃う可能性もあり、パッサン記者は「山本争奪戦は年内、早ければ今週中にも決着するだろう」との見通しを示しています。また、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によれば、「今週、山本への入札合戦が本格化するはずだ」と報じられ、同紙のマイク・プーマ記者によれば、メッツは山本がクリスマスまでに決断を下すことを期待しているとされています。したがって、山本争奪戦が１週間以内に決着する可能性は高まっています。