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 2024/03/25 23:05

失敗が成功の糧になる。サッカーアジアカップ。日本がバーレーンに勝利し、8強入り


失敗が成功の糧になる。サッカーアジアカップ。日本がバーレーンに勝利し、8強入り


失敗は成功への糧となり得る。そんなことを感じさせる一戦でした。サッカーアジアカップで、日本代表が8強入りを果たしました。決勝トーナメント1回戦で、グループEの1位だったバーレーンを3-1で下した戦いでした。前半、相手に勢いを持たせることなく、戦略的に優位に立つことが勝利の鍵を握りました。次の試合では強敵イランとの対戦が待っていますが、パターンを掴んだ日本は、恐れずにその戦いに挑んでほしいです。


カタールで開催されているこの大会では、Dグループ第2位で決勝トーナメントに進んだ日本は、Eグループ首位で通過したバーレーンと相まみえました。相手の勢いをどう封じ込めるかが勝負のカギでした。


最も重要なのは守備でした。今大会のグループステージにおいて、日本は初戦のベトナム戦、第2戦目のイラク戦でともに前半に失点を喫していました。


そのイラク戦では、前半に痛恨の2失点が影響し、後半の追い上げも足りず敗戦を喫しました。そのため、前半45分間で安定した試合運びができるかどうかが重要ポイントになりました。


バーレーンはイラクの攻撃パターンを取り入れ、フロントへのロングボールを多用する戦略に出ました。


同じ過ちは繰り返さない。この試合で冨安健洋選手がキーパーソンとなりました。彼はイラク戦ではベンチからスタートしており、日本が前半に2失点した際にはピッチに立っていませんでした。

今回は冨安選手がスターティングメンバーに名を連ね、相手の長身FWをほぼ完璧に抑え込む活躍を見せました。まさに「日本の壁」と呼ぶにふさわしい存在でした。



スポーツは守備からリズムが作られます。堅く守ることが日本のペースを生むこととなり、前半31分には先制点を決めました。



DFの毎熊選手が繰り出す強烈なミドルシュートは左ポストを直撃し、こぼれ球を堂安律選手が流し込みました。毎熊選手のミドルシュートは後ろに引いていた相手守備陣に対して、「どこからでも得点を狙っていく」という意思の表れに見えました。



前半無失点で折り返した日本は、グループリーグ最終戦のインドネシア戦のように勢いづきました。後半4分には久保建英選手が今大会初となる得点を挙げ、リードを広げました。後半19分にはオウンゴールで1点を返されましたが、その8分後にはFW上田綺世選手が得点し、試合をさらに優位に進めました。



決勝トーナメントは敗れたらそれで終わりのシングルエリミネーションです。グループステージでどれだけチームを積み上げてくるかが鍵を握っています。



日本はイラク戦の失敗を、この決勝トーナメント1回戦での糧としました。しっかりとした守備からリズムをつくり、攻撃に勢いを付けます。インドネシア戦から