南野拓実、PSG戦での躍動がクラブMVPに選出される!
ASモナコの南野拓実が、パリ・サンジェルマン(PSG)との激闘で1ゴール1アシストを挙げ、今シーズン3度目のクラブMVPにファンから選ばれました。
PSG戦の躍動
敵地で行われた24日の試合では、南野は3試合ぶりの先発出場を果たし、22分には相手GKジャンルイジ・ドンナルンマのパスを見事にカット。左足で振り抜き、同点ゴールをマークしました。さらには1-4と劣勢に立った75分にはフォラリン・バログンのゴールをアシストするなど、敗れた試合でも確かなインパクトを残しました。
クラブMVP選出
27日に発表されたPSG戦のMVPは、南野拓実がファン投票で選出されました。得票率41%を記録し、アレクサンドル・ゴロヴィンを27%で退け、今シーズン3度目のクラブMVPに輝きました。なお、3度目のMVPは、ゴロヴィンの6回に次ぐクラブ2位の快挙です。
データサイト『Sofascore』でも、PSG戦での1ゴール1アシストにより、南野は今節のリーグ・アンのチーム・オブ・ザ・ウィークに輝きました。8.2の高評価を獲得し、PSGのキリアン・エンバペやウスマン・デンベレとともに、その名を連ねました。
挑戦と栄光のプロサッカー選手 南野拓実の軌跡
南野拓実、大阪府泉佐野市の出身で、プロサッカー選手としてのキャリアを積み重ねています。現在はリーグ・アンのASモナコに所属し、フォワードのポジションでプレーしている彼は、日本代表としてもその実力を発揮しています。
その軌跡
2022年6月28日、南野はASモナコへの完全移籍が発表されました。初めての移籍で、彼は練習のハードさに戸惑いながらも、次の試合に向けての準備に励んでいます。「練習がハード。その後に身体を回復させて次の試合に合わせていくのが、すごく大変。でも、今はちょっとずつ慣れてきているし、フィジカルコーチとかとも相談しながら、いろいろ調整しながらやっている。このリーグに適応するために何が必要なのか、このチームでもっと自分が活きるためには、どうすればいいかを考えてた。今までもそうやってきたし、適応できる自信があるので、それを信じてやっていく」と述べています。
しかし、南野の挑戦は順調に進まず、一部のフランスメディアからは今季のワースト補強と酷評されました。ワールドカップではPKを外し、「人生最悪の日」とまで表現されるほどの苦境に立たされました。モナコでも苦戦が続き、「どん底、もはやここから巻き返せるような気配すらない」とまで言われるほどの状況でした。リーグ戦では18試合の出場に留まり、厳しいシーズンを経験しました。
しかし、2023-24シーズンには新たな展開が待っていました。ザルツブルク時代の恩師であるアドルフ・ヒュッターが監督に就任し、南野はセカンドトップとして重要な役割を果たしています。プレシーズンマッチから活躍を見せ、シーズン開幕戦では右シャドーとして開幕スタメン入り。数々のゴールやアシストでチームを牽引し、単独首位に立ちました。
さらに、2022年11月1日には2022カタールW杯に背番号10で選出され、グループリーグ第1戦のドイツ戦では途中出場で堂安律とともに2シャドーで起用され、好機を創出しました。日本代表がPK戦に突入したクロアチア戦でも1番手として立候補しましたが、PKは相手GKに防がれ、チームは敗退。しかし、彼の勇気ある行動はチームメイトや監督から感謝の言葉が贈られるほどでした。
2023年10月4日、南野はカナダ代表及びチュニジア代表との親善試合に臨む日本代表メンバーに選出され、カタールW杯以来の復帰を果たしました。
南野拓実のキャリアには数々のタイトルが輝いています。クラブや代表、個人としての実績は多岐にわたり、その才能は国内外で高く評価されています。