さがけいばニュース【6月15日・16日】今週の見どころ: 第1回佐賀がばいスプリント
「初夏特別」で見事な勝利を収めたミヤノウッドリー
先週の佐賀競馬の振り返り
《馬場のコンディション》
先週の佐賀競馬は、6月8日(土)、9日(日)、11日(火)に開催されました。
開幕日は良い馬場状態でスタートしましたが、次第に雨が強まり、馬場も湿ってきました。レースが進むごとに馬場の状態に変化が見られましたが、水が溜まることはありませんでした。
2日目は、前日からの雨により不良馬場の状態でレースが始まり、最後まで難しい条件が続きました。
3日目の天気は回復し、気温の上昇と共に馬場も少し乾燥したため、レースは重馬場で実施されました。
詳しく見ると、土曜日のレースでは逃げる馬が有利ではなく、内回りの馬にも不利な状態でした。しかし、日曜日には逃げる馬や内回りを走る馬が有利な展開に変化し、火曜日は追い込む馬が目立ったものの、概して逃げる馬や先に出る馬が強い結果となりました。直線では外側を走る馬が優勢でした。このように、日によってレースの展開は大きく異なりました。
《レース結果の振り返り》
初日の第3レースでは、3着同着により、三連単万馬券という結果に。
2日目は、第1レースから連続して万馬券が出現し、3日目も初めから接戦が続き、興味深いレースが多くありました。雨が影響し、馬場が大きく変わったことで、3日間通して波乱含みのレースが多く見られました。
その中でも、6月8日(土)のメインレース、第4レース「すずらん特別B 距離1400m」を勝利したのは、3番人気のエイシングリュック(牡5・池田厩舎・川島拓騎手)。逃げるテイエムヒショウと2番手のアインジェニーの激しい争いに続き、3コーナーで後方から進出してきたエイシングリュックが、最速の上がりでテイエムヒショウ(3着)を追い抜き、差し切り勝ちを収めました。その後、後方からエイシンクレモナが素晴らしい末脚を見せて2着に入りました。
「すずらん特別」で勝利したエイシングリュック
6月9日(日)のメインレース、第9レース「スターマイン特別 3歳 距離1400m」は、昨年のサンタアニタダービーで惜しくも2着だったマンダリンヒーローの妹、3番人気のフークファンタジー(牝3・手島厩舎・飛田愛斗 騎手)が勝利しました。逃げる馬のすぐ後ろで追走し、コーナーを内側から抜け出ると、そのまま後続を引き離し快勝。昨年11月以来の勝利で、通算3勝目を挙げました。2着争いは接戦となりましたが、ノーブルビーチが最後の力を振り絞り2着を獲得し、3着にはグッドタイミングが入りました。接戦の末、4着には、佐賀デビュー馬でJRAで1勝を挙げているウルトラカイザーの初産駒、ウルトラクロスが入りました。
「スターマイン特別」で勝利したフークファンタジー
6月11日(火)のメインレース、第11レース「初夏特別 B 距離1750m」では、ミヤノウッドリー(牝4・東眞厩舎・山田義貴騎手)が先頭を守り抜き、見事な逃げ切り勝ちを遂げました。3番手でレースを進めたサンライズハイアーが2着、ミッキーマインドがラストスパートで3位に食い込みました。1位と2位には人気のない馬が入り、三連複では10,200円の高額配当となる波乱の展開でした。
またこの日には、来月に開催される「JRA交流 霧島賞」への出走権をかけた九州産JRA交流レース「えびの特別」、「大隅特別」が行われました。
「えびの特別」では、カシノルーカス(牡3・古賀厩舎・川島拓騎手)が見事に差し切り勝ちを収め、「大隅特別」では、アイタカ(牝3・谷潔厩舎・川島まなみ騎手)が逃げ切りで圧勝しました。
これらのレースを制した2頭が「JRA交流 霧島賞」の出走権を獲得しました。霧島賞は7月9日(火)に開催されるので、ぜひ注目してください!
今週末のレース展望
6月15日(土)は、2歳新馬たちが競う「2歳新馬戦 スーパーホープフルデビュー 距離900m」が開催されます。
佐賀や九州を代表する期待馬テイエムサガガール、ミスキュウシュウ、個性的な名前を持つスケバンデカ、ミッキーミニーなど、注目の2歳馬が出走します。今年に入ってから3回の新馬戦が既に行われ、そのうち3連単17,880円という意外な結果も出ました。2歳馬の脚質がまだ確立していないため、デビュー戦の結果は読みにくく、予測不可能な展開が新馬戦の魅力と言えるでしょう。
これからの若駒たちの活躍に期待が寄せられています。
また、同日の目玉レース「阿蘇山特別 A1・A2 距離1800m」では、佐賀スプリングカップで3着に入った復調気配のサトノスライヴや、地元で安定した成績を収めるヒストリーメイカーの出走が予定されています。両馬は前走で振るわず、今回のレースでの巻き返しが期待されます。加えて、佐賀スプリングカップで2着、佐賀への移籍後も中距離で安定した成績を残しているアエノブライアンも勝利を狙っています。前走での逃げ切り勝利を飾ったエイシンダンシャクも、自らのペースでレースを進めることができれば予想外の一角となる可能性があります。
6月16日(日)のメインイベントは、重賞「LOVE FM杯 第1回 佐賀がばいスプリント オープン 距離1300m」の開催です。本レースは昨年まで「佐賀がばいダッシュ」として知られており、今年から距離を900mから1300mに延長して新たにスタートする大会です。注目は、佐賀スプリングカップで見事な逃げ切り勝利を収めたテイエムフェロー。近3戦はすべて逃げ切りで3連勝を飾っています。また、A2格付けからの挑戦者フォードテソーロも、移籍後の成績は安定しており、上位クラスの相手に対してどこまで抗えるかが注目されます。先行力を持つスピード馬が揃うこのスプリント戦では、スタートダッシュと中盤のペース配分が鍵となりそうです。第1回佐賀がばいスプリントの栄冠を手にする馬は一体どの馬か、発走時刻は17:25。大いに期待されます。
さがけいばイベント情報
《竹吉徹騎手の通算1000勝達成記念表彰式》
6月1日(土)に行われた「九州産スーパーホープフルデビュー2歳新馬」でドゲンシタトに騎乗した竹吉徹騎手(山田義人厩舎)が、騎手生活18年目にして地方競馬通算1000勝を達成しました。6月16日(日)には、竹吉騎手の偉業を称える記念表彰式が開催されます。竹吉騎手からは「これからも一鞍一鞍、心を込めて慎重に騎乗していきます。引き続きの応援をお願いします」というメッセージがファンに向けられました。
通算1000勝達成記念表彰式での竹吉徹騎手
《7月28日(日)はUMATENAのライブとSKE48が来場!》
また、同日には佐賀競馬の公式アイドル「UMATENA」が、福岡県で開催された「Lフェス」および「Kyushu Girls Wing mini vol.22」に出演し、初めてのライブハウスでパフォーマンスを披露しました。華麗な歌とダンスで会場を魅了しつつ、さがけいばを広くPRしました。UMATENAの今後のライブスケジュールとしては、6月30日(日)に「日刊スポーツ東京本社杯 佐賀ユースカップ」、7月28日(日)に「スポニチ杯 吉野ヶ里記念」が予定されています。7月28日の「スポニチ杯 吉野ヶ里記念」開催日には、特別ゲストとしてSKE48の出演も決定しています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
ライブを行うUMATENA
7月28日(日)の来場が予定されているSKE48メンバー