ソフトバンク周東佑京 契約更改4500万円で増えましてサインした
福岡市の球団事務所で、27歳のソフトバンク所属の周東佑京内野手が20日、契約更改交渉に臨み、500万円から推測年俸4500万円で増えましてサインしました。
周東選手はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表として世界一に貢献して、今季は自己最多の114試合に出場し、打率2割4分1厘を記録。36盗塁で2度目のタイトルを獲得しました。長かった。始まりが早く、気持ちをそこに持っていくことが大変だった」と振り返りながら、「「序盤は調子が上がらない中で評価してもらった」と笑顔で話しました。
盗塁王のタイトルは、小深田選手(楽天)と並ぶ成績でした。「小深田選手がいたから僕も走れた。いいライバル」と頷きました。
来季は7年目で、選手会長としてチームを牽引することになります。「若い子がやりやすいように周りを見ていけたら」と大役への意気込みを語り、「(優勝して)喜べるシーズンにし、乾杯のあいさつをしたい」と前向きに未来を展望しました。
選手紹介
周東佑京は、群馬県新田郡藪塚本町出身のプロ野球選手、現在福岡ソフトバンクホークス所属。
NPBにおいて、育成選手出身者として初めての盗塁王に輝き、さらには連続試合盗塁の世界記録(13試合連続)を樹立した選手です。また、大樹生命月間MVP賞も受賞し、これは育成出身の野手として初めての栄誉となりました。
2022年
6月7日の対阪神タイガース戦(福岡PayPayドーム)で100盗塁を達成。18日の対楽天戦では、松井裕樹からの「人生初」となるサヨナラ本塁打を放ち、これがチームの首位浮上に寄与しました。8月4日の対日本ハムファイターズ戦(札幌ドーム)では1回表に杉浦稔大から自身初の初回先頭打者本塁打を達成。そして、8月13日の対オリックス・バファローズ戦(福岡PayPayドーム)では、9回一死無走者の打席で宇田川優希からシーズン2本目のサヨナラ本塁打を記録しました。このシーズンは80試合に出場し、打率.267を記録。自己最多となる5本塁打を放ち、打撃力で存在感を発揮しました。12月12日、契約更改では推定年俸4000万円で400万円アップとなりました。
2023年
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出され、準決勝のメキシコ代表戦(ローンデポ・パーク)で9回裏に一塁走者吉田正尚の代走として登場。村上宗隆の打球に対して迷わず一塁からスタートを切り、全力疾走で本塁生還し、サヨナラ勝ちを収め、日本代表の決勝進出に貢献しました。
シーズン開幕後、4月11日の日本ハム戦では1試合3盗塁を記録し、チームのサヨナラ勝ちに寄与。7月30日のロッテ戦では延長11回2死の場面で澤村拓一からサヨナラタイムリーを放ちました。9月8日の楽天戦では岸孝之からプロ入り初の満塁本塁打を達成。同月23日の対オリックス・バファローズ戦(福岡PayPayドーム)で通算150盗塁を達成。規定打席には到達できなかったが、小深田大翔(楽天)と同数の36盗塁で2回目の盗塁王に輝きました。
また、9月と10月には26試合に出場し、12度のマルチ安打と2度の猛打賞を放ち、打率.330、34安打、12盗塁を記録。これにより、自身初および育成選手出身野手初となる大樹生命月間MVP賞を受賞しました。
周東佑京選手のタイトルと表彰には盗塁王(2回:2020年、2023年)、コミッショナー特別表彰(1回:特別賞:2020年)、月間MVP(1回:2023年9・10月)、フレッシュオールスターゲーム優秀選手賞(1回:2018年)、国際大会でのWBSCプレミア12最多盗塁(1回:2019年)などが含まれています。