ドラフト1位の選手たち 西武、ロッテ、阪神からの仮契約
埼玉西武ライオンズの新人選手武内夏暉、プロ野球への抱負
埼玉西武ライオンズは、国学院大学からドラフト1位で指名された投手、武内夏暉の入団を発表しました。入団発表イベントでは、武内投手が「球界ナンバーワンの投手になりたい」と意気込みを語りました。
埼玉県所沢市にあるベルーナドームで開催された入団発表イベントでは、13人の新人選手が初めて西武のユニフォームをまとってファンの前に姿を見せました。特に注目されたのは、ドラフト1位で指名された武内夏暉投手でした。
武内投手は左ピッチャーで、その正確なコントロールが武器です。ドラフト会議では3球団が1位で指名する競合の末、松井稼頭央監督率いる西武が交渉権を獲得しました。
入団発表イベント後、松井監督は「どの選手も緊張していたように見えたが、ファンの皆さんに知ってもらういい機会になった。いきなり完璧にできることはないと思うので、少しずつプロとしての生活リズムを感じながら成長してほしい」と話しました。
武内投手は「すごく緊張したが、温かい拍手で迎えてくれて嬉しかった。まずは西武でナンバーワン投手になれるように1年目から頑張りたい」と抱負を述べました。新人選手たちは年明けから合同で自主トレーニングを行い、春のキャンプに向けて準備しています。
ロッテマリーンズのドラフト1位、上田希由翔選手が開幕1軍を目指して仮契約
ロッテマリーンズは、明治大学からドラフト1位で指名された内野手の上田希由翔選手との仮契約を結びました。上田選手は「バッティングの対応力を磨いて、開幕1軍を目指して頑張りたい」とコメントしました。
明治大学の上田選手は右投げ左打ちの内野手で、長打力と勝負強いバッティングが魅力です。ロッテからの1位指名を受け、26日には横浜市内のホテルで球団との仮契約が行われました。
仮契約後、上田選手は「緊張してきょうを迎えたが、お話をさせてもらって少しホッとした。プロ野球選手になってロッテの一員になったという自覚が出てきたし、期待してもらっているので応えられるようにアピールしていきたい」とコメントしました。
また、上田選手は理想の選手像について「大学の先輩の岡大海選手のような勝負強さと対応力のある選手になりたい」と話し、開幕1軍を目指して頑張る意気込みを示しました。彼は契約金1億円と年俸1600万円での仮契約となりました。
青山学院大学から阪神タイガースに入団した下村海翔、新人王を目指して仮契約
阪神タイガースは、ドラフト1位で指名された右投手、下村海翔投手との仮契約を締結しました。下村投手は「1年間けがなくやり切って新人王を取りたい」と抱負を述べました。
下村投手は青山学院大学で最速155キロのストレートと変化球を駆使する投手で、阪神からの1位指名を受け、26日に横浜市内のホテルで仮契約が行われました。
交渉後、下村投手は「明治神宮大会が終わってようやくプロ野球選手になったという実感が出てきた。契約金でお世話になった両親に何かプレゼントをしたいと思う」と話しました。
彼はさらに、「大学とプロでは試合数が違うので、しっかりとシーズンを通してやり抜く体力を鍛えていかないといけない。1年間けがなくやり切ることを目標に、成績を残して新人王を取れたらいいと思う」と熱意を語りました。
質問された彼の目標選手について、「体格が似ていて、そんなに大きくないのに1軍で活躍している村上頌樹投手が近くにいられるので目標にしたい。自分もいずれは最優秀防御率のタイトルを取りたいと思っている」と語り、プロ野球選手としての成長に期待が寄せられています。