レイカーズ、全敗回避に息吹き返す、レブロン・ジェームズが逆転パス開拓に向け意気込み「新たな生命を得た瞬間」
ロサンゼルス・レイカーズが、日本時間4月28日(現地27日)に自らの縄張りクリプト・ドットコム・アリーナでのデンバー・ナゲッツとのプレイオフ1回戦第4戦において勝利を収め、スウィープ負け(4連敗)の危機を脱した。報道陣の中でも、『ESPN』のデイブ・マクメナミンが選手達の心境を記事にしている。
連敗を3で断ち切り、第4戦に臨んだレイカーズ。39歳の柱であるレブロン・ジェームズがチーム最高得点の30点を挙げると共に、特に重圧がかかった第4クォーターにて14点を奪取、この中でシュート8本中6本の高い成功率を記録した。アンソニー・デイビスは25得点、23リバウンド、6アシストという輝かしい記録で支え、ディアンジェロ・ラッセルとオースティン・リーブスも21得点ずつを追加しスタメン陣が躍動した。
レイカーズがナゲッツに勝利を収めたのは、2022年12月以来久しぶりであり、連敗は11試合でストップ。ジェームズは「次の試合に全てをかけるのが、我々にとってただ一つの機会だ。新しい命、さらなるリーチを獲得したんだ」と発言、逆転の余地を見出した。NBAのプレイオフ史上、0勝3敗からのシリーズ逆転突破は未だかつてない。「次(4月29日の)試合は今季で一番大事な一戦だ。負ければ終わり、そのことはわかっている」とジェームズは戦線布告する。
また、ウィルト・チェンバレン、シャキール・オニールに続くフランチャイズ史上3番目の20点・20リバウンド・5アシスト以上の記録者としての快挙を成し遂げたデイビスに対し、ジェームズは「ADは何も証明する必要はない。彼は世界で最も素晴らしいビッグマンの一人だ」と敬意を表した。デイビス自身も「私たちはチームとして大きな自信を持っている」と言い、シリーズ逆転への意志を強く示している。
次戦、レイカーズが運命の第5戦は、敵地デンバーで4月30日(現地29日)に訪れる。