ヴィッセル神戸 酒井高徳選手の紹介
酒井高徳は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市出身のプロサッカー選手で、現在はJリーグ・ヴィッセル神戸に所属しています。彼のポジションはディフェンダー(サイドバック)およびミッドフィールダーで、かつては日本代表も務めました。
ヴィッセル神戸時代
2019年8月14日、酒井はヴィッセル神戸への完全移籍を発表しました。8月17日、第23節の浦和レッズ戦で、2011年以来8年ぶりにJリーグに復帰しました。以後、神戸の主力選手として活躍し、翌年の1月1日に行われた鹿島アントラーズとの天皇杯決勝戦で勝利し、自身初のタイトルを手にしました。
2020年1月13日、酒井は石川県羽咋郡宝達志水町の特使に就任しました。しかし、3月30日には2019新型コロナウイルスに感染し、入院が必要となりました。4月25日には退院し、これがJリーガーとして初めての新型コロナウイルス感染者となりました。9月5日、神戸移籍後初のゴールを挙げたのは、第14節の湘南ベルマーレ戦でした。J1リーグでの得点は9年ぶりの快挙でした。AFCチャンピオンズリーグでは6試合に出場し、ベスト4進出に貢献しました。
2021年シーズンは、リーグ戦全38試合にフル出場し、ACL圏内で神戸のJ1最高順位となるリーグ3位に貢献。オーナーの三木谷浩史が選ぶ「三木谷良一賞」を受賞し、Jリーグ優秀選手賞にも輝きました。
国際舞台での活躍
2011年6月からはU-22日本代表に選出され、ロンドンオリンピック予選に出場しました。2012年のオリンピック本大会では右SBの酒井宏樹、左SBの徳永悠平のバックアップとして4試合に出場し、ベスト4入りに貢献しました。
2012年9月6日、故郷である新潟で行われたキリンチャレンジカップ2012の対UAE戦でA代表デビューを果たしました。
2014年5月12日、W杯ブラジル大会の日本代表メンバーに選出されましたが、本大会での出場機会は得られず、チームもグループリーグで敗退しました。
アギーレ体制以降、右SBとして内田篤人の負傷離脱などの影響で重用され、2018年5月31日にはW杯ロシア大会の日本代表メンバーに選出されました。大会ではポーランド戦に右MFとして出場し、W杯初出場を果たしました。しかし、敗退後には「次のW杯を、僕は目指すつもりはない。未来と希望がある選手が目指したほうがいい」と述べ、今大会を最後のW杯とする意向を示しました。
個人タイトル
クラブとしては、ヴィッセル神戸でJ1リーグ(2023年)、天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会(2019年)、FUJI XEROX SUPER CUP(2020年)のタイトルを獲得しました。
個人としては、2010年の仙台カップ国際ユースサッカー大会で優秀選手賞を獲得しています。