明治安田J1第34節 J2リーグに落ちるのチームは?
明治安田J1リーグの今季最終節が3日に今季の最終節が行われる。
前節、神戸が優勝を決め、今節は各クラブがシーズンを終える。注目の選手や試合展望を見ていこう。
優勝クラブの神戸は、アウェイでG大阪との対戦を控えている。神戸は現在2連勝中で、前節の試合で優勝を確定させた。特に大迫勇也が22ゴールを挙げ、得点ランキングのトップに立っている。大迫はこのまま得点王のタイトルを獲得できるかが注目される。対するG大阪は広島に敗れ、6連敗中で苦しい状態だ。攻撃陣の奮起が求められる中、神戸との一戦に臨む。
連覇を逃した横浜FMは、アウェイで京都と対戦する。前節は新潟と引き分けて3連勝がストップした。アンデルソン・ロペスは大迫に1得点差で迫り、逆転での得点王を狙う。一方、京都はC大阪に勝利し、5試合ぶりに3ポイントを手に入れた。今季限りでの退団が決まっているパトリックが最後の舞台でどんなプレーを見せるかにも注目が集まる。
3位に浮上した広島は、福岡の本拠地に乗り込む。前節はG大阪に勝利し、5試合負けなしの好調ぶり。3位を維持できれば、2024-25シーズンのACL2の出場権が手に入る可能性がある。満田誠と加藤陸次樹の活躍が期待される一戦だ。一方の福岡は浦和を下し、6位に順位を上げている。紺野和也が再び結果を残せるかどうかが注目される。
浦和はアウェイで札幌と対戦する。前節は福岡に敗れて2連敗中で、3戦未勝利で4位に順位を下げている。今季限りでの引退を表明したホセ・カンテが有終の美を飾れるかどうかが注目される。一方、札幌はFC東京に勝利し、3戦負けなしの好調ぶり。こちらは26年間の現役生活に幕を閉じる小野伸二のラストダンスにも注目が集まる。
残留争いに焦点を当てると、最下位の横浜FCは鹿島の本拠地に乗り込む。今節に勝利を収め、17位の柏が敗れれば勝点で並ぶことができるが、得失点差に大きな差があるため、残留は厳しい状況だ。それでも可能性がある限り、横浜FCは最後までゴールを目指して戦い抜くだろう。鹿島は川崎Fに敗れ、6戦未勝利となった。得点力不足を克服するため、攻撃陣にテコ入れを図りたい。
柏はアウェイで名古屋と対戦する。前節は鳥栖と引き分けて4試合勝利なし。今節敗れても残留を果たせる可能性は高いが、勝利で残留を決めたいところだ。細谷真大の2戦連発に期待がかかる。名古屋は神戸に敗れ、2連敗中。こちらは直近6試合で4得点と好調のキャスパー・ユンカーのパフォーマンスにも注目だ。
湘南はホームにFC東京を迎える。前節は横浜FCとのサバイバルマッチを制し、残留を決めた。5戦負けなしと好調を維持する中で、ホームでの最終戦で地元サポーターと喜びを分かち合えるかどうかが注目される。一方、FC東京は札幌に敗れ、4戦未勝利。守備の修正がテーマとなりそうだ。
新潟はホームでC大阪と対戦する。前節は横浜FMと引き分けて8戦負けなし。3試合連続クリーンシートの守備を軸に、今節も安定した試合運びを見せるだろう。一方のC大阪は京都に敗れ、2連敗。ここ7試合でわずか1得点の決定力不足が深刻だ。前節、長期離脱から復帰を果たした清武弘嗣が救世主となれるかが注目される。
鳥栖はホームに川崎Fを迎える。前節は柏と引き分けて4戦未勝利。得点数を二桁の大台に乗せた長沼洋一がチームに勝利をもたらす活躍を見せられるかどうかが注目される。川崎Fは鹿島に勝利し、4戦負けなしで好調。ここ4試合で11得点と攻撃陣が爆発するかどうかも見どころだ。
最後に、横浜FCのJ2降格が確定した。第34節で鹿島に敗れ、17位柏との得失点差12差を覆せず。昨季昇格からわずか1年で逆戻りとなった。