天皇杯決勝の“前哨戦”

 川崎Fが橘田の同点弾で追いつきドロー決着ドロー決着。

Jリーグは10月29日、J1第31節の柏レイソル対川崎フロンターレ戦を開催し、1-1のドローで試合を終えた。

この試合は、12月9日に行われる天皇杯決勝と同じ対戦カードで、前哨戦となりました。川崎が主導権を握るも、柏の強固な守備に苦しみ、得点が遠く感じられる時間が続きました。

柏も30分に細谷真大がポストに直撃するシュートを放つなど、スピードのある攻撃から何度もチャンスを創り出しました。そして40分、カウンターから裏へ抜け出した山田雄士が右足で冷静にゴールに流し込み、先制点を決めました。

後半開始早々、川崎は遠野大弥を投入しました。しかし、その遠野は54分に危険なタックルで一発退場となりました。

数的不利にもかかわらず、ボールを支配する時間を作り出し、70分に同点ゴールが生まれました。右サイドからの山根視来のグラウンダークロスに橘田健人が右足で合わせ、ゴール左に流し込みました。その後、お互いに決定機を決めきれず、1勝点を分け合いました。

J2優勝の町田、ホーム最終戦で勝利を収める

明治安田J2リーグ第40節最終日（10月29日、町田）に優勝を確定させていた町田は、金沢に1-0で勝利し、ホーム最終戦を白星で締めくくりました。前半3分、FW平川がDFのミスに反応して先制点を挙げました。守備では今シーズンの強さを示す堅実なプレーを見せ、無得点試合で勝利しました。

試合後、優勝のシャーレ（優勝皿）が授与され、2023シーズンのJ2優勝をサポーターに報告しました。黒田剛監督（53歳）は「1月に選手たちが集まり、目標はJ2優勝とJ1昇格を掲げましたが、それが実現できるか不安と戦う日々が続きました。

その中で選手たちは奮起し、目標に向かって妥協せず成長し、今日のピッチに立っています。まだまだ未熟なチームとクラブですが、J1でも絶対に負けません。来季、J1のステージで大きな感動と勇気を提供できるように、さらに成長し、パワーアップして帰ってきます」と来季の成功を誓いました。

カズが今季で引退のDF太田宏介に賛辞

さらに、今季限りで現役を退く元日本代表DF太田宏介（36歳）の引退セレモニーが行われ、横浜FC時代のチームメイトであるFW三浦知良（オリベイレンセ）、小学生時代からの友人であるFW小林悠（川崎）、およびFC東京時代の後輩である久保建英（レアル・ソシエダー）からビデオメッセージで賛辞が贈られました。

三浦は「太田、現役生活お疲れ様。約3年間一緒にプレーできて嬉しかった。横浜FCから日本代表に選ばれたとき、僕は内心とても喜んでいました。引退しますが、君のポジティブさとエネルギーで、日本のサッカー界を盛り上げてほしい」と労いの言葉を贈りました。太田は「5歳のときにサッカーを始めてから約30年、町田ゼルビアで現役を終えることができて幸せです。関係者、サポーター、家族に感謝しています」と述べました。町田は11月5日に山口と、11月12日に仙台との2試合をアウェーで残しています。