オンラインカジノ おすすめ カジノ無料ゲーム 入金不要ボーナス 最新
 2024/04/27 22:48

G1タイトル獲得に挑むプログノーシスと、高松宮記念を制したマッドクールら日本勢8頭の挑戦 香港チャンピオンズデー3レースの見どころ


昨年のリベンジを果たすべく挑むプログノーシス

昨年のリベンジを果たすべく挑むプログノーシス



【クイーンエリザベス2世カップ】3度目の勝利を狙うロマンチックウォリアーを筆頭に、難解な戦いが予想される


今年のクイーンエリザベス2世C(QE2C)は、歴史上初めての三連覇を目指すロマンチックウォリアーを中心に展開されるレースだ。日本からはヒシイグアスやプログノーシスを含む7頭が、前年12月の香港Cで激突しており、この週末に予測される不安定な天候が展開のカギを握っている。道悪を得意とする馬も加わり、事前の予想を更に難しくしている。


ロマンチックウォリアーは、良馬場であれば圧倒的な存在だが、唯一の稍重経験は豪州遠征時のターンブルSで得たもの。コックスプレートへの布石として戦ったそのレース(4着)の結果は、5か月ぶりのレース復帰としては参考にならないかもしれない。道悪は未知の領域だが、レースの進行上特に問題はなかった印象を受け、大きな懸念がなければ対応可能と見られている。


ロマンチックウォリアーが道悪で苦戦するようであれば、プログノーシスにとっては望むべく機会となるだろう。昨年の札幌記念では、走り易いとされた馬場で圧勝した。そのレース内容からも、道悪になり得る今回の条件では、より有利な立場に立てることが予想される。


一方でヒシイグアスは、その札幌記念でプログノーシスに大きく遅れをとり、前走の中山記念でも不振を極めた。ノースブリッジやジャスティンカフェのように、それぞれのレースで道悪に対応してきた馬もいるが、その結果は様々だ。


ロマンチックウォリアーの三連覇に挑む

ロマンチックウォリアーの三連覇に挑む


ストレートアロンは、香港Cでの成績が示す通りプログノーシスとヒシイグアスに肉薄する実力を持っている。オーストラリアのレースで不良馬場での勝利もあり、道悪に長けた能力を持つ。しかし、多忙なスケジュールが懸念材料となる。


ソードポイントは、香港Cでプログノーシスと僅かな差で競り合った。その実力はプログノーシスに迫るものがあり、道悪での実績も持ち合わせている。


ニンブルニンバスはソードポイントとそう遠くない成績で、香港Cの結果からもその力量が伺える。ドバイオナーは、特に道悪で力を発揮するタイプとして注目される。今回がシャティン競馬場での2000mで3回目の挑戦となり、今回の道悪が追い風となることが期待される。


香港ダービー馬でアイルランド出身のマッシヴソヴリンにも注目が集まる。名門出身で、道悪を唯一の敗北因子としているが、その1回の敗北だけで判断するのは早計かもしれない。ロマンチックウォリアーが示すように、ダービーとQE2Cの連勝は偉大なる挑戦であり、成し遂げた場合には、香港中距離路線において新たな1ページが加えられることだろう。


オオバンブルマイが豪州から香港へ挑戦

オオバンブルマイが豪州から香港へ挑戦



【香港チャンピオンズマイル】ゴールデンシックスティの伝説的な4連覇挑戦


香港チャンピオンズマイルには安田記念を目前に控え、日本からの参戦馬が少ないながらも、3頭が8年ぶりに一気に集結し、レースに熱を注ぐ。だが、まずは香港を代表するゴールデンシックスティが、4連覇に向けてその栄光に満ちたキャリアを締めくくる戦いを繰り広げることになる。既に引退レースと目される彼の最終戦で、勝利という最高の締めくくりが、誰の目にも痛烈な最終章となるのか注目が集まる。


唯一の気がかりな点があると言えば、レース当日に予測される荒れ模様の天候だ。30戦という長いキャリアでほぼ全戦を良馬場で戦ってきたゴールデンシックスティだが、その中で1度だけ稍重のコンディションで戦った経験がある。それは2022年に戦った香港ゴールドCで、3着までに終わったレースだったが、距離がベストより長く、最終的な差は明らかに分かるものだった。堅実に脚を使う彼のスタイルは揺らぎがなく、敗因は馬場状態であっても状況を打開する力があるかもしれない。


この小さな隙に日本の3頭が挑む。オオバンブルマイの最近の一戦は不良馬場での13着に終わったが、道中の走り自体に問題はなかった。D.レーン騎手は、馬場状態よりも進路を敗因としており、今回出走馬減少により、リスクも下がりそうだ。豪州からの遠征で体調を保てているかどうかがカギとなる。


NHKマイルCでのシャンパンカラーは、稍重のコンディションでやや遅いタイムだったが、田中剛調教師は渋ったコースへの適応を肯定的に評価している。ダートやスプリントでの戦いに挑戦しても決定的な成功を逃しているが、得意の芝1マイルで実績を持つ彼に、逆転の機会があり得る。


さらに、中山記念で挫折したエルトンバローズは、稍重のコンディションを不向きと見ている上、予報が的中すれば苦戦が予想される。


ゴールデンシックスティの記録更新なるか

ゴールデンシックスティの記録更新なるか


高松宮記念での活躍が記憶に新しいヴォイッジバブルは、香港マイルでの成績がゴールデンシックスティに次ぐ好位置で、その実力は日本勢が挑戦するにあたって考慮すべき要素である。ドバイから帰る彼に、必要な調整時間が足りていないとすれば、日本の勢いに乗る機会もある。


ビューティージョイとビューティーエターナルは、それぞれ香港チャンピオンズマイルと香港スチュワーズCでの成績からゴールデンシックスティに迫る実力がある。一方、オオバンブルマイはレーティング116で、評価の高い存在である。


クイーンズシルバージュビリーCでギャラクシーパッチが示した結果は、G1級の古馬たちに対しても実力を発揮していることを示している。レッドライオンとの関係性もあまり変わらず、昨年の重賞戦でビューティーエターナルに優勢だったレースが、稍重の馬場での勝利だったことから、その適性があることが分かる。


ブレーヴエンペラーは、直近3レースをドイツ、イタリア、カタールで重賞制覇している。相手級は異なるものの、遠征経験と成果を重視すれば、彼の能力も見逃せない。特に、重馬場での勝利があることから、彼は意外性のある台風の目になり得る。


高松宮記念を勝利したマッドクールの挑戦

高松宮記念を勝利したマッドクールの挑戦



【チェアマンズスプリントプライズ】日本勢にとって絶好の機会、地元の強豪達は戦線復帰


チェアマンズスプリントプライズは、日本馬にとってはまだ頂点に立てていないG1競走だが、今年は状況が異なりそうだ。昨年の優勝馬ラッキースワイネスが怪我で欠場し、双璧とされるカリフォルニアスパングルとビクターザウィナーは海外遠征からの戦列復帰。この中で、臨戦時の余裕を持つマッドクールとサンライズロナウドは、地元馬のホームアドバンテージを覆す好機を迎えている。


G1タイトルを有する馬は、カリフォルニアスパングル、ビクターザウィナー、リトルブローズ、マッドクールの4頭だ。その中でもリトルブローズは2歳の頃の勝利が最後で、現在は6カ月半ぶりのレース復帰を果たし、香港初戦を迎えている。オーストラリア出身の優秀な2歳馬であった彼の成長可能性は、今回のレースでの活躍に期待がかかる。


地元代表としては、カリフォルニアスパングルがスプリント路線へ転じて以降好調であり、ビクターザウィナーが3ヶ月前のセンテナリースプリントCでラッキースワイネスを降している。ただし、どちらも海外遠征からの直後であり、調整の面で不利が考えられる。カリフォルニアスパングルはレーティング123を持ち、力的には申し分ないが、3月以来の3戦目となり、季節の最末期となる香港での競馬は、フレッシュさが問われる局面にある。


ビクターザウィナーは、日本で行われた高松宮記念ではマッドクールから3馬身余り離されて3着に敗れており、遠征の疲れがどの程度回復しているかが鍵になる。マッドクールは前回デビュー戦と比較して体重を増やして高松宮記念に挑み、見事に勝利を掴んでおり、今回はそれに続くレースであり、上昇気配を見せるタイミングである。


3連覇中のカリフォルニアスパングル

3連覇中のカリフォルニアスパングル


週末にかけて天気予報は雨模様を示しており、今年はその天候が日本馬に利する可能性がある。マッドクールは過去に重馬場で成功を収めており、サンライズロナウドも不良馬場においては未勝利とはいえ、阪急杯での健闘を見せている。サンライズロナウドにとって、速い馬場よりも時計がかかるレースが有利であり、持ち味のスタミナを活かせるシーンが期待される。


イギリスから参戦するビリービングは、G1スプリントCで好走しており、重馬場での勝ち星も有する。欧州の競馬では直線競馬が主で香港のスタイルに苦戦してきたが、この馬に関してはコーナーが設定されたレースでの実績もあるからだ。有利な立ち回りができれば、注目すべき馬だ。カリフォルニアスパングルが重馬場を嫌う状況であれば、力を持っている先行馬にも机会が広がるだろう。


ラッキーウィズユーは香港スプリントで2着に食い込んだが、最新レースではG2スプリントCで雨のために重かった馬場を苦にして9着に沈んだ。この日の馬場状態次第では、前走の不振を挽回するのは容易ではないかもしれない。


それに対して、そのレースでラッキーウィズユーに先着したインビンシブルセージ、フライングエース、ハウディープイズユアラブの各馬は、引き続きチャンスを狙う立場にいる。D.ホール調教師はインビンシブルセージとフライングエースに対して、下馬評を覆す可能性を持っていると自信を示している。出走馬の中には条件馬のムゲンのように、香港のトップクラスの馬たち間での隙を狙う馬もいる。今回は予想外の結果を生む好機が訪れているとも言えるだろう。