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 2024/07/11 13:29

九州生まれの馬の大レース!リピート馬を狙う霧島賞、JRAと高知馬が狙えるか?/佐賀・霧島賞データ分析


2023年の優勝者イチザウイナー

2023年の優勝者イチザウイナー


九州生まれの馬に限定された重賞レース、霧島賞が7月9日に佐賀競馬場で開催されます。ヨカヨカが21年に北九州記念を制し、イロゴトシが23年と24年に中山グランドジャンプJ・GIを連覇するなど、近年九州生まれの馬がますます注目を集めています。3歳以上の馬が目指す一大レースとなっており、今年も盛り上がりそうです。


ここでは、2014年から23年までの過去10回のデータを基に分析を行います。



JRAが優勢な中、「兵庫2勝」には特別な理由がある


このレースでは、JRAと全国の地方競馬から出走が可能です。所属別成績では、JRAが8勝と優勢です。2勝を挙げた兵庫は、どちらもキヨマサによる勝利で、同馬はJRA所属時代にも勝っており、1頭で3勝を挙げました。


ここには霧島賞ならではの特性が隠れており、当レースのJRA馬の出走資格は2勝馬。キヨマサは16年に霧島賞を制したことで、JRAでは3勝クラスの身となり、翌年からは出走が不可能となりました。しかし、兵庫に移籍したことで、「地方馬はオープンクラスの馬」という出走資格に該当しました。JRA所属時代を含めて5年連続で出走し、3勝、2着1回と長く活躍を見せました。


そのため、「兵庫2勝」のデータは注意深く扱う必要があります。ただし、キヨマサのようにJRA所属時代に霧島賞を制し、その後地方競馬に移籍して再び出走する馬は珍しくなく、注目すべき存在となっています。


所属別成績

所属別成績 【表1】



4歳馬の好成績と、7歳リピート馬


馬齢別では、4歳馬の勝率、連対率、3着内率が高いです。また、出走頭数は過去10回で7頭と多くはないが、7歳馬は勝率と連対率で4歳馬を上回る高い数値を出しています。なお、その2勝は19年のキヨマサ(兵庫)と21年のテイエムチューハイ(JRA)で、どちらも3~4歳の若い頃に当レースで3着以内に入った経験がありました。


馬齢別成績

馬齢別成績 【表2】



牡馬が優勢な一戦


性別によるデータでは、牡馬が8勝と優勢です。「夏は牝馬」という格言もありますが、過去10回で牝馬が優勝したのは20年のテイエムノサッタ(JRA)だけです。


性別別成績

性別別成績 【表3】



安定した配当が期待できる


1番人気は2勝とやや低調ですが、2番人気は7勝を挙げています。


3連単の平均配当は5万9470円と、波乱の一戦のように見えますが、23年の54万5570円(2番人気→10番人気→11番人気)が大きく押し上げているだけで、3連単万馬券は他に20年の2万7970円の1回のみです。1番人気が4着以下に敗れた14年でも、2番人気→3番人気→4番人気の上位決着で3連単2470円と堅い決着でした。


単勝人気別成績

単勝人気別成績 【表4】



小回りながら逃げ馬不利な意外なデータ


霧島賞の舞台は佐賀1400m。4コーナーの引き込み線からスタートし、コースを1周、コーナー4回のコースです。基本的には逃げ・先行が有利な小回りコースです。しかし、過去10回では逃げ馬は1勝にとどまり、勝率が最も高いのは6勝を挙げる差し馬です。


当日は良馬場が予想されるため、過去10回のうち良馬場で行われた5回について見てみると、さらに差し馬有利の傾向が強くなりました。良馬場では逃げ馬は未勝利で、過去に2回、1番人気の馬が逃げたが、どちらも2着でした。


脚質別成績

脚質別成績 【表5】


良い馬場での脚質別成績

良い馬場での脚質別成績 【表5-1】



九州産馬の生産者は誰ですか?


九州産馬は主に宮崎県、熊本県、鹿児島県で生産されています。北海道と比べて生産者の数が少ないため、下の表では今年出走する馬の生産者の過去10回の成績をまとめました。最も多く勝ったのはストームファームコーポレーション(以前は村山光弘氏名義)とテイエム牧場の4勝です。ヨカヨカやイロゴトシの生産者として知られる本田土寿氏は、霧島賞ではまだ勝っていませんが、2位と3位が1回ずつありました。


生産者別成績


生産者別成績 【表6】



リピート馬は注目すべき


霧島賞は何度も出走する馬が多いレースです。そこで、過去にこのレースで3位以内に入ったことのある馬の成績をまとめたのが下の表です。



該当馬は9頭(うちキヨマサは5回出走)で、キヨマサが5回目の出走となった20年に8位に敗れた以外はすべて3位以内を確保しています。連続した年でなくても好走しており、17年に2位だったテイエムチューハイは21年に勝利を挙げました。


実績別成績


実績別成績 【表7】



データから推奨される馬は?


①JRA所属馬

②4歳馬

③牡馬

④差し馬

⑤テイエム牧場、ストームファームコーポレーションの生産馬

⑥霧島賞3位以内の実績(現在、地方所属でも可)



最も重視したいのは⑥です。今年の該当馬は2頭です。



昨年の優勝馬イチザウイナーはJRAから佐賀競馬に移籍して出走します。22年に3位、23年に1位と、このレースでは常に上位争いを展開しており、実績は抜群です。③⑥に該当します。



ルピナステソーロは22年のこのレースで2位でした。今年に入りJRAから高知競馬に移籍し、高知の牝馬限定の準重賞・スピカ特別を勝つなど活躍を続けています。通常、砂が深くてタフな条件で走っている高知所属馬が佐賀に遠征や移籍してきた時の好走例は多く、地方馬ながら買い要素が強い馬です。⑤⑥に該当します。



テイエムチュラランは昨年のひまわり賞(JRA小倉、2歳オープン九州産限定)の優勝馬です。ここに向けて休み明けを一度叩かれました。①⑤に該当します。



同世代でデビュー前から期待されていたのはアイタカです。こちらもここに向けて一度叩かれており、その前走は1秒9の差をつけて圧勝しました。ひまわり賞ではテイエムチュラランに2位で敗れましたが、霧島賞トライアルの前走で佐賀コースも経験済みです。こちらも①⑤に該当します。



4歳の牡馬からはオバケノキンタがいます。昨年のJRA交流・たんぽぽ賞(佐賀、3歳九州産)を勝っています。


第28回霧島賞


第28回霧島賞 【出馬表】