タイリース・ハリバートンの“時代到来”を英雄シャックが予想「4、5年後、リーグは彼のものになる」
インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンは、NBA4年目でオールスターゲームに2年連続で出場するなど、リーグの次代を担うヤングスターの1人だ。殿堂入りセンターのシャキール・オニールも、近い将来、ハリバートンを中心にNBAが回ると考えているようだ。
2020年のドラフト全体12位でサクラメント・キングスから指名されたハリバートンは、レギュラーに完全定着した21-22シーズン途中にドマンタス・サボニス(現キングス)らとの交換でペイサーズへ。瞬く間にエース兼司令塔の座に上り詰めた。
4年目の今季も平均21.8得点、リーグトップの11.7アシストと大活躍を見せており、2年連続でオールスターゲームに出場。32得点、7リバウンド、6アシスト、3ポイント14本中10本成功という成績で、MVPこそ逃したものの、球宴のホストプレイヤーとして存在感を示した。
ペイサーズは今年1月にトレードでトロント・ラプターズから加入したパスカル・シアカムが移籍後の15試合で平均21.4得点、6.7リバウンド、4.8アシスト、マイルズ・ターナーが平均17.2得点、6.9リバウンド、1.8ブロックの成績を残している。平均123.7得点はリーグ1位、平均122.3失点はワースト3位と、攻撃を武器とするスタイルで、イースト6位(31勝25敗)につける。
『The Athletic』のジェームズ・ボイド記者によれば、殿堂入り選手のシャックは、23歳のハリバートンが近い将来、NBAを背負って立つ立場になると予想している。
「彼(ハリバートン)はまだその域には達していないが、必ずそこに到達する。今の時点ではステフ(ステフィン・カリー/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やケビン(デュラント/フェニックス・サンズ)らと並べて語ることはできない。でも、正しい道を進んでいるのは間違いない。4、5年後、今のトップスターたちがいなくなれば、リーグは彼のものになるはずだ」
ハリバートンがそこまでスターダムをのし上がるのか、楽しみだ。