第73回目のNBAオールスターゲームはイーストが史上初の200点超え デイミアン・リラードがMVPに
日本時間2月19日(現地18日)、インディアナポリスで開催された第73回目となるNBAオールスターゲームは、211-186でイーストが勝利した。200点超えは史上初。MVPには3ポイントを11本沈めて39点を挙げたデイミアン・リラード(ミルウォーキー・バックス)が選出されている。リラードがオールスターでMVPを受賞するのは初だった。
久々にイーストとウェストによる12分×4クォーター制での対決となった今年のオールスターゲームは、壮絶な点の取り合いとなった。イーストはリラード以外にもジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス)が36点、タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)が32点と、3人が30点超え。チーム全体でフィールドゴールが83/146(56.8%)、3ポイントが42/97(43.3%)と、高確率でシュートを決め続けた。第1クォーターで53点を挙げると、以降も51点、56点、51点とすべてのクォーターで50点超えを記録している。
一方のウェストは、途中出場のカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が、わずか27分でゲームハイとなる50点を叩き出した。シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)が31点で続いたものの、その他で20点以上を挙げた選手は不在だった。
なお、リラードは前日の3ポイントコンテストで優勝している。サタデーナイトのイベントで優勝した選手が翌日のオールスターゲームでMVPを獲得したのは、1988年のマイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ。前日にダンクコンテストで優勝)以来、史上2人目の快挙だという。
MVPに授与される「コービー・ブライアント・トロフィー」を手にしたリラードは、「マイクと同じカテゴリーに名を連ねることは、たとえそれがオールスター・ウィークエンドであったとしても名誉なことだし、大きな功績だ。これが簡単なことだとしたら、もっと多くの選手がす成し遂げているはずだからね」と喜びを語っている。